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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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<教室日記>2016・10・11(火)
清水まゆみ(縮小)
会員 清水あゆみ 鉛筆画

「教室日記」
(作者作品紹介)

  作者作品紹介7人目は、清水あゆみさんの鉛筆画である。

教室在籍は、3年ちょっと。

  今回ご紹介の作品は鉛筆画であるが、最初の頃は、デッサンを受講していた。
基礎デッサンコースの順番で、ボトルを3本描いて、それから貝を三つ描くが、一つ目の巻貝(教室ではそう呼んでいる)から、デッサンぽくなくなってきた。

  別な自分のイメージが入り込んできた。
それを昨年の会員展では、デッサン展示壁に、他のデッサンと一緒に展示した。


「これはデッサンなのですか?」

  
  という、問いが数人からあった。

デッサンは、リアルな描き方の最たるものなので、基本的には見たまま描く。
  アレンジしていい所と、してはいけない所が、自ずからある。

してはいけない所で、アレンジすると、少なくともデッサンとは呼べず、鉛筆画という別な呼び方になる。
  鉛筆画なら他の油彩や水彩と同じで、作者本人のイメージを投影しても、一向に構わない。

  といういきさつがあり、本人の希望で二つ目の貝からは、鉛筆画になった。

今回ご紹介の作品である。


  海の浅瀬に漂うほら貝(教室では、そう呼んでいる)。

何やら、幻想的な雰囲気のある作品だ。

  デッサンではなく作品なので、本人のイメージを鑑賞者は楽しめばいい。
ほら貝は、デッサンを基本としているので、しっかりと描かれている。
  それが、この画面にリアルな感覚を持ち込んでいる。


清水さんは、自分の欲求にしたがって、デッサンではなく鉛筆画を選択した。 
  イメージを優先させたのである。 それは、それでいい。 

「我思う、ゆえに我あり」 のように、「我感じる、そこに我あり」 ということ。

 
  制作の基本的な考え方だ。

そのうち、デッサン力がもっとほしくなり、また、デッサンに戻って来るかもしれない。
  その時こそ、落ち着いてデッサンに取り組めるだろう。



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