Author:田屋優 「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/ 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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<アートQ&Aその1(8/3日)、その2(8/7日)>
まず、誰でも知っていそうな絵具は、水彩絵具と油絵具でしょう。
これが、絵具の二本柱だと思って差し支えない。これに、ちょと、個性的な絵具がプラスされる、と思って戴きたい。この、個性的な絵具も一般的なものから、プロしか使わないような、マニアックなものまで、色々で、全部を紹介することは、ほとんど、意味がない。代表的なものに絞って説明します。
代表的絵具を、一般の水彩絵具、アクリル絵具、油絵具、インク、クレパス、パステル、墨汁とします。 まずは、絵具の特性により、大きな区分けをしてみます。二つの分け方があり、全ての絵具を分けることができます。
透明絵具と不透明絵具、そして耐水性絵具と非耐水性絵具がそれであります。 A. 透明絵具・・・・・一般の水彩絵具、アクリル絵具、油絵具の一部、インク、クレパス、墨汁 B. 不透明絵具・・・・水彩絵具ガッシュ、アクリルガッシュ、油絵具の一部、パステル Ⅰ. 耐水性絵具・・・・アクリル絵具、油絵具、インク(耐水)、クレパス Ⅱ. 非耐水性絵具・・・一般の水彩絵具、インク、パステル、墨汁
透明絵具は、下の色を消さない絵具と覚えるといいでしょう。クレパスが微妙ですが、一応透明絵具に入れます。透明感があり、繊細な感じを出します。
不透明絵具は、逆に、下の色を消す絵具です。代表的なのが、ポスターカラーです。折り紙を切って貼ったような画面が得られるため、ダイナミックで強い印象があります。ガッシュ(gouache)絵具ともいわれ、画材屋さんでも透明絵具と並んで売られているので、購入する際は、よく確認すること。(つづく)