FC2ブログ
アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

最近の記事

カテゴリー

カレンダー

07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

最近のコメント

FC2カウンター

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

フリーエリア

にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ にほんブログ村 美術ブログへ

RSSフィード

<教室日記>2016・3・22(火)
「教室日記」


  西船絵画教室は、この3月で、丸13年経った。
 
それ以前は、ちょっと間が空くが、JR阿佐ヶ谷駅近くの公民館で6年。 さらに遡れば、デザイン学校で1年。
  合計20年の講師経験である。 

まあ、いつのまにかベテランになったわけだ。
  

  講師というと、生徒さんに知識を与えるイメージがある。
学校の先生みたいに、黒板に書いて、それを写させるイメージ。 

  講師なので生徒さんより知識があるのは当たり前だが、絵の場合、講師が知っている知識を生徒さんに与えるだけでは、講師として成り立たない。

  もし、知識を与えるだけで成り立つなら、教科書を作って皆に配れば済むこと。
あとは、教科書に沿って噛み砕いた説明をすればいい。

  しかし、そういかないのが絵画教室の講師である。  
知識は、絵画教室では、さほどの意味を持たない。 知識より実践的な感覚が優先する。
  したがって、実践的な感覚を少し身に付けた時、少し知識が増えれば十分。

  
つまり、階段の上に先生がいて、ここまで上って来い、とするのが、知識系の学校方式。
  ゴールすることが、重要であり、階段の一段、一段の重要性はない。
 
それに引き換え、ゴールすることより一段一段上ることを重視するのが、感覚系の絵画教室方式と言える。
  先生は、時として一緒に上り、そこから見える景色を確認させる。 


一段上ると景色が違う。 そこで見える景色の説明をする。 なるほど、と言って頭に入る。
  一段下の人には、その景色が見えない。 だから、その説明をしても頭に入らない。
  絵の場合の知識は、感覚と一体になって役に立つ。 


以前いた生徒さんに、優れた商社マンだった人がいた。 世界中を飛び回ったそうである。
  
  すでに、定年退職したため、油絵を描こうと思ったらしい。
頭が切れて、優れた商社マンだったこの男は、ここで大きな間違いを犯した。

  事前調査が仕事上、必須だったのだろうが、その癖が絵を習うに当たって出てしまった。
  事前に、絵の描き方や学び方を本などから学び、また、この教室ブログの中にある講義集もほとんど、全部読んだと言っていた。

  結果、頭でっかちの生徒が出来上がった。 

感覚の伴わない知識を頭に詰め込んで、やる気満々だったが、結局2ケ月在籍しただけで辞めた。 
 
  知識ばっかり先に突っ込んだので、感覚が追い付かず、そのアンバラスに悩み出したのかもしれない。 


  頭のいい、優秀な男が、もっとも愚かなことやってしまった例として、未だに、時々思い出す。 




  
スポンサーサイト




この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://art21japantaya.blog121.fc2.com/tb.php/966-c0b9a6a9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)