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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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<教室日記>2015・7・14(火) |
 会員 村重百合香 水彩画
「教室日記」 (作者作品紹介―2)
作者作品紹介の2回目は、村重百合香さん。 教室在籍7年を超える古株だが、まだ、20代そこそこのお嬢さん。
2008年に、マンション5階の北西角部屋から、現在の同じ5階の南西角部屋に引っ越して来たが、ちょうど引越しの変わり目に、村重さんが教室にやって来た。
お試しは旧教室で、入会が新教室だった。 今では、旧教室を知る数少ない生徒さんである。 旧教室は、今の三分の一くらいのスペースだったので、新教室の広さに驚いていたのを思い出す。
村重さんは入会後、4年間はデッサンに精を出した。 ただ、新教室に移ったばかりの頃は、旧教室のやり方をそのまま踏襲していたので、デッサンの順番が、今から考えると、バラバラだった。
旧教室は、スペースも狭かったので、大人の生徒数も比例して少なかった。 デッサンする人も少なかったので、モチーフの順番も、今のようにハッキリと決まってなかった。 いわゆる、基礎デッサンコースの順番が確立されてなかったのである。
2012年2月から水彩画に転向し、その後は、水彩画の模写を繰り返した。 今年の会員展では、水彩画を3点出品した。 模写1点と写真から起こしたオリジナルを2点。
今回ご紹介の絵は、そのオリジナル作品の1点である。 旧北海道庁のいかにも年代ものの建物を、非常に軽快な筆さばきで描画している。
油彩画でも水彩画でも、初めての方は、模写から入ることをオススメしている。 模写は、上達の有効な手段として、古来よりある。
模写を物真似として考える向きもあるが、愚かな考えである。 模写は、考えるほど簡単でない。 自分より腕が上の人の技量を真似ることが、簡単であるはずがない。
わが教室には模写2年という言葉がある。
模写を2年間やりなさいということではない。 模写を2年やっていると、ちょうどその頃に、急激に上達し、ほかの事やり出す。 他のこととは、たいていの場合、自分で撮った写真を描き始めること。 写真は、一見簡単そうに見えるが、初心者には、難しい。 写真が簡単だと思えたら、まだまだ未熟だと思ったほうがいい。
だから、そういった写真や実際の風景を描き始めることは、模写で得たものが充実したことを意味する。 それは、油彩画でも水彩画でも同じ。 村重さんは、模写を3年やった。 十分充実している。
今回、ご紹介の絵を見れば、その充実ぶりがお分かり頂けるだろう。
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