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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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<教室日記>2014・6・2(火)
CIMG8459.jpg
会員 村上典子 大人教室2015年会員展フレンドシップ賞受賞作品


「教室日記」
(会員展報告)

  さて、先の土日に西船教室にて、大人教室の作品発表会である「会員展」があった。 30日と31日。
  今回も生徒さんの力作が多く集まり、充実した発表会となった。  70点以上の展示。


わが教室の作品クオリテイーは結構高い。 見学者が口を揃えてそう言う。 私がシゴくからであろうか。
  会員展の質が年々高くなるとボヤく古参の会員もいる。


私の専門は、作品制作。 作品制作とは、どういうものかを指導するのが、私の仕事だと思っているので、生徒さんの作品制作を引っ張る傾向にある。 
  3ケ月ぐらいで仕上げるつもりでいる生徒さんを、一年引っ張ったこともある。 
いい迷惑なのであるが、私としては、そうすることによって、制作のやり方、考え方を、学んでほしいと願っている。  


  たとえ、趣味で絵を描いていても向上心は、誰にでもある。 少しは、上手くなったかな、と思えるから続くのである。 そのためには、シゴキもあり。 

  

  29日(金)は、展示作業。 
いつもなら、午後4時からのキッズ教室が終了する6時から展示作業であるが、今年は、29日が5週目のため教室はお休みだった。 
  昼過ぎから作業できるのはありがたい。 午後3時頃には一人が手伝ってくれ、午後6時過ぎると、仕事を終えた会員が、続々とやって来た。 今年は、7人が手伝ってくれた。


  30日の土曜日は、午後6時からオープニングパーテイー。 毎年、午後6時開始と案内するが、時間通りに始まったことはない。 
  会場が5時まで開いているので、1時間でパーテイーの準備は難しい。 それで講評も予定時間を少しズラして始める。 例年この調子なのだが、今年は違った。 

  食材切り出しなどのお手伝いが多く、十人以上が手伝ってくれたため、珍しく6時前にパーテイー準備が整った。 
  シンクに氷を入れ、飲み物が冷えれば、いつでも始められる状態。 珍しい。

 
 
そのため、講評も時間通り、6時30分開始。 
  ほとんどの生徒さんは、私の講評を聞きに来る。 一点一点講評するため、時間も掛かり、毎年1時間を目指しているが、今年も結局、1時間半くらい掛かってしまった。 

  その間、飲み物、食べ物に手を出す人はいない。 食べながら、飲みながらにしましょうと言っているが、遠慮するのだろう。 それで、講評を早く終わらせようと努力するが、上手く行ったことはない。 これだけは、変わらない。




  今年から一つの賞を設けた。 


「フレンドシップ賞」 

 

  これは、一番人気の高かった作品を投票で選出するもの。 最優秀賞ではない。 
絵は、結局、人のためにある。 それでは、一番来場者の心に響いたものを選出したらどうかと、昨年の会員展の時に思い付いた。 

  私は、二日間の会期中、ほとんど会場にいるため、生徒さんや来場者の様々な感想を聞く機会がある。
  色々な人が、色々な好みを話す。 それは、技術的なこととは限らない。 

絵の知識のない人は、技術の優れたものに憧れる傾向にある。 確かにそれはあるが、技術だけだと感心するだけ。 


「この人、上手いですねエー」


  で終わってしまう。 


いい印象を得た作品があると、いつまでもその話をする。 人の心の琴線に触れるとはそういうこと。 
  それなら、一番人気があった作品を選ぶことは、意義があると思った。 




今年のオープニングパーテイーは30名弱。 昨年は30名強。 
  このくらいの人数がちょうどいい。 40名を超えた時もあったが、混雑がひどく、シンクのビールを取りに行くのも一苦労。 クーラーの効きも悪い。 大変なのである。


  今年の会員展は、運の悪いことが一つあった。 
建物のエレベーターの取替え工事のため、エレベーターは全時間ストップ。 メンテナンスではない。 取替えなので、6月16日まで続く。 教室は5階なので、ヒエーである。 

  全時間ストップしたのが、30日の土曜日。 会員展の初日。 そのため、毎年、建物玄関に出す会員展広告掲示板を出すのを止めた。 
  掲示板は、イーゼルに縛りつけるが、12リットルの飲料水ボトルを重石代わりにする。 これを、片付けの時に、5階まで運ぶのはシンドい。 
  その上、掲示板を見た人が、5階まで階段で登ってくる確立は、かなり低い。 ほとんど迷うことなく判断した。


  迷ったのは、フレンドシップ賞の投票。 今回も、展示作品の質は高かったので、ほとんどの人が、投票には迷っていた。
  ウロウロして、中々投票できない人を多く見かけた。 票が割れ、接戦かなと思った。




31日の日曜、午後5時から会場撤去作業。 5人で1時間ほどで終了。 撤去作業は、解体なので早く終わる。 
  肝心なのは、作品をちゃんと、元の袋や箱に戻すこと。 これだけは気をつけないと、あとで、分からなくなる。


  撤去作業が終了した後、フレンドシップ賞の集計。 私と北山助手が集計し、会員三人が立会った。 
  作品には番号が付いており、投票はその番号を記入する。
 
35番にドンドン、票が集まる。 ダントツである。 一体誰だ!  撤去後なので、番号メモを見ないと集計中は、誰だか分からない。 
  票が割れたのは、2位以下。 2位以下は接戦で、3位、4位とも5人、6人と何人もいる。



  結局、35番は、村上典子さんと判明。 同時に、第1回目のフレンドシップ賞が決定した。
  村上典子さんの「釣りをする人」(仮題) 、上の掲載作品である。 
この絵は、本人が自宅で描いてきたもので、私は直しのアドバイスをしていない。 いい出来だったので、直しなし。 
  この作品は、千葉県の印旛沼で釣りをする人の情景を写真に撮り、絵にしたそうな。 
  展示中から確かに、評判が良かった。



「やっぱりなあー」 の声が聞こえた。


  
  フレンドシップ賞の順位を発表するのは適当でない。 人気投票は、1位だけで十分。 あとは、想像にお任せしよう。



  こうして、今年の大きな教室イベントが一つ終了した。 とりあえず、ホッとしている。
  一つづつ終了し、ホッとしていく。 

次が、8月の納涼祭。 それまで、ちょっと一息つける。




 

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