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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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<教室日記>2014・4・21(火)
「教室日記」

  キッズ教室の女の子は、おマセな子が多い。 
女の子が、そもそもおマセなのだろうか? 



  土曜教室にWちゃんという小さな女の子がいる。 4才半で入会したので、その時は、年中さん。

  キッズ教室の入会は、5才からとしているが、実際は、4才半でも入会できる。 
4才からだと小さ過ぎて、テーブルに手が届きづらいとか、ほとんど絵にならないなどの理由で5才からとしているが、4才半くらいになると急激に成長し、描いた絵が少なくとも何だか分かるようになる。

  Wちゃんは、丸い可愛らしい顔が首の上に乗っかっている。 舌足らずなしゃべり方は、いかにも、幼い感じがするため、いつまでも、4才半と思ってしまう。 

  そのため、Wちゃんのことを年中さん扱いしたら、


「せんしぇい! もう年長さんだよ!」




  と、言われた。 

 


先日、Wちゃんが来る午後2時30分からのキッズ教室の準備をしていた。 
  Wちゃんは、定規を使った絵を描いている。 やっと下描きを終えたところで、色はまだ塗ってない。
  小学生は水彩絵具で色を塗るが、園児は色鉛筆。 

そのため、Wちゃんの座る席に色鉛筆を置いた。
  ところが、やって来たWちゃんが、なにやら、怒っている。 舌足らずなしゃべり方なので、何を言っているのか良く分からない。


「せんしぇい!  水彩絵具だよ!  この前、水彩絵具で描きたいと言ったよ!」
「せんしぇい!  何聞いてたのよ?!」




  怒られた。

 


水曜教室にYちゃんという女の子がいた。 小学2年生。 
  この子が、時々金曜教室で振替をした。 金曜日には、男の子が4人いたが、そのうちの一人は中学2年生なので、欠席が多かった。 そのため、ほとんど、3人の時が多い。 
  3人ともYちゃんより年下で、小学1年生と年長さん二人。 

Yちゃんは、金曜日に振替すると、ほとんど、お姉ーさん気分。 
  ある時、小学1年生のR君がYちゃんにジャレついた。 R君は一人っ子なので、お姉ーさんに甘えるような気持ちだったのかもしれない。 

   Yちゃんも初めは相手にしていたが、段々面倒臭くなったのだろう、とうとう、伝家の宝刀を抜いた。


「あっちへお行き!   ぼーや!」






  小学生も4年になると、おマセ度も相当アップする。 
同じ年の男の子は、精神的な発育度では、遥かに下回る。 そのくらいの差がある。

  ジョークも生意気の極み。

木曜教室のNちゃんは、小学4年生。 普段から、Nちゃんのおマセぶりには、同じ木曜教室の小学6年生の女の子も舌を巻く。

  ある時、帰る時間になったが、Nちゃんは、学校から直接教室に来ているため、帰り支度に時間が掛かった。 ランドセルを背負ったり、他の荷物を探したり、クツを履き替えたり。
 
  女の子同士は、皆一緒に帰るが、余り時間が掛かるので、他の子は先に帰ってしまった。
  おそらく、建物の1階で待つつもりだろう。

皆が帰る時間のざわついた喧騒が一気に静まり返った。 
  教室には、Nちゃんと私だけになった。 

そんな時、Nちゃんがポツリと言った。


「やっと、二人っきりになれたわね」





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