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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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<教室日記>2015・1・20(火) |
「教室日記」
まだ教室休み中のこと。 お昼時、西船橋駅前の南風堂で、コーヒーを飲んでいた。 休み中は、毎日教室通いし、秋の展覧会出品作品の下準備。 それで、教室に行く前に、時々、南風堂でコーヒーを飲んだ。
その日、いつもの窓際の席に座り、外の景色を見ながらタバコをふかしていたが、外の景色をこうして描きたいとか、こうして描こうとか、漠然とした想いを巡らせていた。
空は、こう描く。 道は、こう。 人は、こう。 車は、こうとか。 南風堂に来ると、いつもそんなことを考える。
2011年の春、一大決心をして、抽象画から具象画に移った。 抽象画でやりたいことは、まだあったが、具象のイメージを追い掛けることにしたのである。 なんでもそうだが、何かを始めたら、まず10年は掛かる。 いっぱしの絵が描けるようになるのに、10年掛かるなら、自分の年齢を考えて、今しかないと2011年に考えた。 それで、抽象画を放り出し、具象のイメージを追った。
具象のイメージを追い掛けるといっても、イメージ自体は、頭の片隅にあり、モヤがかかっているようなものなので、具体性はない。
一つ一つ描いて、具体化するしかない。 初めは、全くの手探り状態。 身近なものから始めようと思い、最初は、ボトルを描いた。 教室には、モチーフのボトルがたくさんある。 私が探したのは、表現形式。 つまり、自分の表現スタイル。 ボトルをリアルに描くことは簡単だ。 しかし、何本もリアルに描いても何の意味もない。 私なりの表現でボトルを描くこと。 それが、探し物であった。
あれから3年半余りが過ぎた。 探し物は、まだ、見つからないが、もしかしたら、今年中には、見つかるかもしれない所まで来た。 待ちに待った日が遠からずして、来るかもしれない。 表現スタイルが確定すれば、世の中が違って見える。 表現形式というメガネで世の中の風景を見るため、いつもの景色、いつもの人々が、まるで、魔法の杖を使ったように違って見えるはず。 光り輝いてみえるはず。 それは、創作のなせるワザ。 それは、魔法のなせるワザ。
小学生の頃、魔法の国があることを信じていた。 枯れ枝を、魔法の杖代わりに、振り回して遊んでいた。 あれから、50年以上は経ったが、この50年間、魔法の杖を探し求めていたような気がする。 子供の頃に信じた魔法の国は、創作の世界にこそあった。 そのことが、最近ようやく分かってきた。
幼かった私は、正しかった。
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