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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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<教室日記>2014・11・18(火)
古賀・水彩(縮小)
会員 古賀教一 水彩画

「作品紹介-14」  

  作品紹介14人目は、古賀教一さんの水彩画である。 40代の男性。
古賀さんは、経験者として入会した。 もうかれこれ、5年以上前だろうか。 

  土曜教室の夕方から、デッサンで受講していたが、そのころ、同じ時間帯に高校生のNちゃんと言う女の子がいた。 
  Nちゃんは、中学1年から来ており、高校生の時には、美大進学を決めていた。 
私は、勉強になるからと、ワザとNちゃんの席を古賀さんの隣にした。 

  Nちゃんは、それを嫌がっていた。 

「私は、古賀さんのような描き方は、一生できない」 

  と、よく言っていた。
隣で描くのが、恥ずかしかったらしい。

 

  教室の初心者用デッサンは、鉛筆の線描きから始める。 輪郭線をまず起こし、面は、線を幾重にも重ねて作る。 
  これに対し、鉛筆を寝かせて、鉛筆の芯の背で描く濃淡描きという描き方がある。 輪郭線は面を作りながら同時に起こしていく。 
  デッサンは、本来この濃淡描きが主流だが、濃淡描きは、面と輪郭線が同時なため、初心者には中々難しい。 そのため、初心者は線描きから始めている。

  また、濃淡描きは、鉛筆の芯の背で描くため、「ガリガリ」 音がする。 古賀さんは、この「ガリガリ」組だった。
  Nちゃんは、この「ガリガリ」を、古賀さんが来るたびに聞いていた。 Nちゃんには、恐怖の音だったのだろう。 

「絵を描いてますー!」 

  というふうに聞こえたから、古賀さんのような描き方は、一生できないと言ったのだろうと思う。
  そんなNちゃんも、それから一年もしない内に、「ガリガリ」組となり、今は、多摩美の3年生になった。

 
 
  古賀さんは、今年1月に教室に再入会した。 
3.11の地震の影響で、仕事量が増し、その後、退会していた。 
  再入会後は、水彩画を始めた。 今回ご紹介の水彩画である。 先にご紹介の村上典子さんと同じウオ―ターフォード紙を使っている。 

  退会中に一度遊びに来たことがあり、その時に人物を水彩で描いたものを見せてくれた。 
  滲みを活かしたシャレた絵だった。 経験者らしい絵を描くなあーと、その時思った。 

  
  今回の絵をご覧頂こう。 
まず、何を感じるだろうか。 題材もユニークで面白いが、まず、筆さばきが上手いことに気が付かないだろうか?

  筆さばきが上手いということは、無駄なタッチがないと言うこと。 筆を紙に置いた回数が、無駄に多いと水彩画は、ドンドン衰退していく。
 
  見づらいし、画面は汚くなるし、余計な感情が介入しやすい。 
つまり、作者が描こうと思っていることが、ストレートに伝わってこない。 
  絵は、必ずしも技術云々を問うものではないが、見づらかったり、余計な感情が入り混じっているのは、頂けない。 
  特に水彩画が、そうなりやすい。 

水彩画はスキッとしているのが、望ましい。 「ゴテッ」 としたものは、油絵に任せておけばいい。
  その点、古賀さんの水彩画は、見事にスキッとしている。 


今、古賀さんは、次回作を描き始めたところである。 旅行先で撮った写真を何枚か見せてくれたが、写真としていいのと描くのとは違うので、私も多少アドバイスした。

  古賀さんの絵は、現代的でシャレている。 それが、古賀さんの絵だと私は思っている。
  働き盛りの年齢なので、中々、仕事で忙しいことだと思うが、是非、これからも古賀流のシャレた絵を描き続けてくれることを期待したい。
 
  遠慮なく、「ガリガリ」 とやってほしい。





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