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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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<教室日記>2014・10・7(火)
染矢・デッサン(縮小)
会員 染矢尚美 デッサン

「作品紹介-10」 

  さて、作品紹介10人目は、染矢尚美さんのデッサンである。 
染矢さんは、在籍2年余りの40代の女性。 教室の行事にも積極的に参加し、手伝ってくれるため、早くから、中堅会員のような気がしている。

  染矢さんは、最初は水彩画で入会した。 
お試しコースが水彩画で、入会後も月単位のお休みはあるものの正味5ケ月は、水彩画作業だった。 
  その後、昨年4月からデッサンに転向したが、翌月の5月末の「会員展」では、油彩画を2点出品した。

  以前に描いた油彩であったが、いい出来映えの作品だった。 つまり、染矢さんは、水彩画・デッサン・油彩画にわたる幅広い制作をしている。 中堅会員のような気がしたわけがここにある。

  二つの制作経験がある人は多い。 デッサンと水彩画とか、水彩画と油彩画、水彩画とパステルとかである。 三つをやる人は、さすがに少なくなる。 
  三つをやるためには、当然、時間が掛かるので、事実上、ある程度の経験年数があることになる。

  今の教室では、染矢さんを入れて、5人くらいだろうか。 10年選手、20年選手ということ。



  さて、染矢さんは、今回のボトルを、昨年の8月からボトル2本目として描き始めた。 
  仕事の関係で、断続的に2ケ月ほどお休みする月があったが、今年の3月に完成させた。
  ご覧のようにいい出来栄えである。 

このデッサンを見てお分かりだろうと思うが、随所に拘りが見て取れる。 前回の清水さん同様、ガラス面に拘っている。 
  清水さんのボトルも染矢さんのボトルも透明なガラスである。
したがって、背後のものが映り込むことは、ほとんどない。 

  透明なガラス面は、光と影をガラスの歪みとともに映し出し、そして、その向こうのガラス面を映し出す。 向こうとは、ボトルの反対側のこと。
  それは、よく眺めていると、とても面白い光景である。 染矢さんもやはり、そのことに心引かれたのだと思う。 

  下の拡大図をご覧頂こう。



染矢・(拡大・縮小)



  ボトルの向こう側に貼られたラベルの裏に字が印刷されている。 それが、向こう側のガラスと手前のガラスを通して、見ることができる。 二つのガラスを通した字は歪み、不揃いに見える。 
  染矢さんは、それをそのまま描いている。

デッサンは具象画の最たるものなので、リアリな表現は付いて回る。 見えるものを、どこまで、描くのかは、人それぞれだと思う。 
  だが、何に興味を持ったのか、何を描こうとしたのかは、ハッキリしているほうが分かりやすい。

  そういう意味で、染矢さんのデッサンはとても分かりやすい。 私は、ここに興味を持ちましたと、デッサンが語りかけてくる。 見ていてとても面白い。 
  私は、染矢さんが、今回のデッサンを描いている時から興味を持っていた。 どんな感じに仕上がるのか楽しみにしていた。 

 
  今、染矢さんは、3本目のボトルを描いている。 誰もが遠慮してきた難しいボトルである。 そのボトルを描く最初の人に染矢さんがなった。 

  今は、カタチを取るのに苦労している。 カタチ取りだけでも、結構な時間が掛かる。 それだけ難しいボトルだと言えるだろう。 
  さらにガラス面が複雑なので、さすがに染矢さんも、

「どうして、この瓶を選らんだのだろう」 

  と、言っている。


でも、染矢さんのことだ、きっと何とかすると思っている。 今回のボトルのように、「ここを描きたかった」 というボトルにしてくれると思う。 

  まだ、奮闘中の染矢さんには、悪いが・・・・

期待しちゃう。



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