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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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<教室日記>2014・6・24(火)
田屋・アクリル
講師 田屋 優  和紙にアクリル

「作品紹介-1」 
  
  さて、今回から、しばらく会員展出品作品の紹介をしようと思う。 間に他の記事を混ぜながらなので、今年の暮れまで掛かりそうだ。
 
  会員展では、全作品の講評をするが、時間の関係で、どうしても作品説明には限度がある。 それを補足するのが、この作品紹介である。 
  皆、それぞれに苦労して描いている。 私としては、是非、そのことを他の人に伝えたいと思う。 お付き合い願えれば、ありがたい。

  一応、今回、ご紹介する作品は、オリジナル作品からの抜粋になる。 模写作品は、ネット上で公開するのは、差し支えるため、掲載できない。 いい作品が多いので、残念だが。



  では、作品紹介の1回目は、田屋の試作をご紹介しよう。 

この試作は、絵の世界で言う、エスキース。 秋の展覧会出品用であるため、2点出品予定のうちの1点。
  それを、教室の作品発表会である会員展に出品した。 
通常、展覧会出品前のエスキースは、公開しないものだが、ドローイング作品のため、1点、1点、出たとこ勝負なため、同じように描けない。 
  それで、エスキースとして描いてはあるが、これはこれで、一つの作品として見なすことができるため、会員展に出品した次第。 
  
  それに、サイズ的には、21㎝×36㎝と、あまりにも小さいため、展覧会等に出品できないという理由もあり、今年、春に描いた小品として、ご紹介しよう。


  5月の連休中に、抽象画面と具象画面の接着を試していると、5月13日のブログで書いた。 
  エスキースは、仮名E1とE2があり、今回ご紹介のエスキースは、E2のほう。 連休中は、このE1、E2ともに同時に描いていたが、両方とも失敗したので、E2一本に絞って描くことにした。

  何をどう失敗するのか、ご説明しよう。 

抽象画面と具象画面の接着は、ハタで思うほど相性は悪くない。
  現代美術が、当り前のように巷に溢れている現代では、皆さんも、抽象っぽい具象を見たこともあるだろう。
  それは、抽象画面と具象画面を接着させることは、それほど難しくないからである。 

  実際、くっ付けるだけなら、難しくない。 抽象の柔らかさと、具象の硬さを一つにして、画面上でバランスを取ればいい。 硬軟の組み合わせの妙味だ。 

  しかし、具象の一つの効果としての抽象となると話が違う。 極めて難しくなり、これをメントウ向かって実行する作品は、グーと数が減る。 
  少ないと言うより、私の知る限り、私がイメージする作品に出合ったことはない。
それで、私がやろうと考えた。 見たい作品が世の中になければ、自分で描くしかない。 

  「具象の一つの効果としての抽象」の描き方は、非常に複雑。 ほとんど、神頼みに近い。 
  こういう偶然を期待する制作は、とにかく、たくさん描いて、その中から、出来のいい作品を選ぶのが一般的だが、大きな作品を描くとなると、そうもいかず、画面上で手品をやるしかない。 
  そうやって、無理やり確率を高めるが、失敗も多い。 

方法論としては、具象と抽象の二つの思考を持ちながら、ある時は同時に、また、ある時は、具象だけを、また、ある時は、抽象だけを思考しながら描き、画面上の偶然のバランスを引き出すやり方になる。 

  今回、ご紹介の作品もそういう思考方法で描いた。 
成功した作品とは言わないが、そういう思考方法で描いたというご紹介である。



  二つの思考のバランスを考えながら描く方法は、頭の中に二人の自分を想定する必要がある。 
  そして、一人の自分と、もう一人の自分がお互いに騙し合う。 
つまり、具象の自分と抽象の自分が、騙し合うのだが、厳密には、それを見つめている三人目の自分が存在し、三人目の自分は、常にニュートラル状態で何も考えていないが、ここぞという時に、目を覚まし、「ヒョイ」と、二人の自分をコントロールする。 

  手品と言った訳がここにあり、自分が手品師で、自分が観客でもある。 つまり、画面上で、具象と抽象のマッチングを自然に引き出すには、制作者本人を騙すしかない。 あくまで、自然に接着させないとならない。 

  抽象と具象の接着は、悪くないと言ったが、それは、それぞれをヨコにくっつけた場合で、タテに接着させると、ほとんどくっ付かない。 恐ろしく接着が悪いのである。 
  タテとは、抽象の上に具象を乗せること。 つまり、効果としての抽象を土台にして、その上に、具象をのせること。 これは、難しい。 ヘタすると、ワザとらしさが、鼻につく。


  今は、この方法をアレコレ模索中である。 
2011年の春頃から、20年描いてきた抽象画を止め、具象に戻った。 久しぶりの具象作品は、一から勉強し直し。 やはり、アレコレ模索し、3年で、今のやり方にたどり着いた。 
  が、着いた所が、トンでもない所だった。 手品師の楽屋。 
そこで、今、手品の練習をしている。 

  若い頃から、様々の職業につき、色々な仕事をしてきたが、まさか、手品までやるとは、考えもしなかった。 
 

<制作段階>

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