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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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「デッサンが基本」は、本当に正しいか?-3/5 (三章) |
[ただ今、9/4(火)より連載中]
昔から、基礎的勉強をしてない絵を、ナイーブアートとして位置づけ、マイナーなアートとされてきた。代表的な作家は、アンリールソーである。ナイーブアートはアカデミックなアートの対極にあるとして、区別されてきた。
アカデミックなアートとは、大雑把にいうと、ピカソ以前の絵の考え方を言う(ナイーブアートと比較したら、どれもアカデミックであるから)。保守的で改革を好まない。ピカソがそれを打ち砕くのだが、なぜか、この考え方はその後、20世紀、21世紀と百年以上も面々と引き継がれ、具象絵画に、今でも燦然と光輝いている。 この考え方は、当然デッサンを基本としている。では、対極のナイーブアートは何を基本としているのであろうか、おそらく感覚そのものを基本としているのではないかと考える。(ナイーブアートの取り扱いは適切ではないが、目をつぶってもらいたい。対極の象徴としての扱いであり、筆者の勝手な事情である) そこで、絵の構造について少し解説する。粘土で、例えば人間が立っているところを作ろうとする。まず、しっかりした骨組みが必要である。その上から粘土を付けていく。 骨組みがないと、粘土がグニャリと曲がってしまう。この骨組みがデッサンである。粘土は感覚。(この、例えは、その時の、組み合わせにより変わるので、あしからず)
この感覚は一般に軟らかく、もろい、だから、骨組みがいる。 前述したように、絵はメッセージである。この感覚を効率よく伝えるために、デッサンが開発された。しっかりした骨組みに粘土をつけて人の形にする。この、形がメッセージとなる。この方法がアカデミックな方法である.
では、デッサンを無視した絵が、存在するということは、骨組みはないのか?(つづく)
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