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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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「デッサンが基本」は、本当に正しいか?-1/5(序章)

   [ただ今、9/4(火)より連載中] (序章つづき)


わが教室でよくある例を出してみよう。 初心者には、ガラスの瓶を描いてもらうことが多い。普通のワインボトルであるが、断面は丸い。真下と真上は丸いが、それを横から見ると、ボトルは、楕円の集まりである。底の方は楕円が厚く、上は薄くなる。デッサンであるから、これを、描くことになる。


   ところが、この楕円が上手く描けない。ヘタだからではない。脳に楕円の情報がほとんどないからである。


   目が薄い楕円の情報を伝えたとする。脳はそれを、一番近い楕円の情報と照らし、手に伝える。これが、目が見たものと、合致しない。薄い楕円は通常、人の頭の中に情報としてないのである。結構、厚い楕円の情報しかない。だから、脳は、目が見た薄い楕円を認識できない。そこで、情報の中から厚い楕円を一番近いと判断する。したがって、描いたデッサンは、厚い楕円の集まりになる。妙なワインボトルが出来上がる。


   それを、講師が指摘すると、「あっ!ほんとだ!でも、どうして?」ということになる。描いた本人は、ちゃんと見て、描いているわけだから、驚く。これが、カラクリである。  


   デッサンの効能のいま一つには、この、<脳の情報を更新する>がある。薄い楕円があることに気付けば、更新される。つまり、デッサンをするということは、この更新の繰り返しをする、という意味もある。


   写実を描く人が、画面を消しゴムのカスだらけにしている光景をよく見かける。これは、訂正を繰り返しているためであるが、同時に脳も消しゴムのカスだらけなのである。目が見たものに、限りなく近づけること、写実とは、脳の情報次第なのである。


   さて、ここまでだと、デッサンは絶対必要に思えてくるし、「絵の基本はデッサン」であると、言えそうだ。さて、どうか?                               (二章につづく)

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