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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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<教室日記>2013・1・15(火)
Nパステルテキスト2基礎模写見本画・ひまわり

通信講座パステル画見本

<教室日記>

  初心者は、絵の特別な上達法があると、思っているらしい。 絵画教室は、それを教えてくれる所。 だから、それを、教えてほしいと言われたことが何度かある。 
  さて、そんなものあったか?

デッサンにしろ、水彩画にしろ、油彩画にしろ、そんな、早道的な上達法があったら、むしろ、私に教えてほしい。 少なくとも、私の経験では、そんなものは、なかった。

  失敗を繰り返し、学んできた。 
私の場合は、水彩から入っていったが、私の師匠は、水彩が専門でなかったためか、抽象的なことしか言わなかった。 それは、今から考えると、かなり高次元だったので、低次元をさまよう私には、ほとんど無意味。 それで、自分で考えるしかなかった。
  つまり、失敗の繰り返しで学んでいった。 

人は、失敗の繰り返しで学んでいく。 地道な繰り返しで学ぶ。 それが、最善の方法であり、最短の方法だと、今では思っている。 だから、生徒さんに、ワザと失敗させることがある。 そう、導くのではなくて、失敗するのが分かっていて、黙って見ている。 案の定、失敗し、本人はショックを受ける。

「あれあれ、失敗したか」 「それでは、これを踏まえてもう一度が頑張ってみよう」 とか。

  よく、短期間で上達するという「絵の上達法」と銘打って、宣伝している通信教育を見たことがあるが、あれは、ウソと言っていい。
  完全なウソではないのは、何かしら上達はするだろうから。 しかし、そんな付け焼刃的学習方法は、気休めでしかない。 上達と言うものが、付け焼刃的な不確かなものでは、お寒い限り。 やはり、総合的に身につけないとならないのは、お分かりだろうと思う。

  初心者は、一歩一歩階段を上るしかない。 一歩上れば、景色が違う。 それに惹かれてまた一歩上る。 そういうものだろう。 三段跳びを望むなど、図々しい。

  確かに、効率のいい勉強方法があれば、あるに越しことはないだろう。 それは、私もそう思う。 どこかに頭のいい天才がいて、特別な学習法を編み出してくれるといいのだが、今はない。 
  今はないと言うより、ここ数百年の絵の歴史において、そういう方法を、編み出してくれた人が誰もいない。 だから、今後もおそらく、ないのだろう。 
  したがって、失敗を繰り返して学習する方法が、最も一般的で、かつ有効で、最善、最短の方法となる。 
  残念ながら、そういうこと。
三段跳びは、望むべくもなし。
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テーマ:アート - ジャンル:学問・文化・芸術

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