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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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<教室日記>2012・10・2(火) |

通信講座パステル画見本
<教室日記>
今回は、制作のことを、少し書いてみよう。 私が、制作をどう考えているかということ。 私は、制作はゲームだと思っている。 驚く人がいるかもしれないが、ホントである。 ルールがあり、ルールを守りながら、勝利を目指す。 この場合のルールは、いわゆる絵のルール。 自分でゲームを作り、難易度を設定して、描き始める。 これが、私が考えるゲーム。 別に、ゲーム好きではないし、むしろ、好きではないほうだと思う。 しかし、このゲームだけは面白い。 世界で一番面白いゲームだと思っている。 絵をゲームに例えるなど不謹慎極まりないと、人に言われそうであるが、私はそうは思わない。 絵の制作には、ゲーム性がある。 制作する人の心理的側面は、ゲームをしている人と、大差ない。 夢中になること。 一つ一つクリアしていくこと。 その満足感を得ること。 そして勝利を目指すこと。
では、制作における主題たる人間の掘り下げが、甘くなるかと言えば、そんなことはない。 そこが、通常のゲームと違うところで、絵の制作をゲームとして考えても、本人の人間性及び理想、思想、夢は、嫌でも絵に反映される。 したがって、制作の重要なテーマは、犯されることはない。 制作は、技術と主題とで成り立っている。 主題を具体化するために技術があり、その技術にゲーム性がある。 技術と捉えるか、ゲームと捉えるかの違いである。 ただし、このゲームは、相当シンドイ。 私は絵描きなので、勝ち負けは、重要な意味を持ってしまう。
今、次のゲームの種類、難易度を設定しているところ。 できるだけ難しくしたい。 できることを目指しても意味がない。 できないかもしれないギリギリを目指す。 したがって、やるたびに難易度が上がっていく。 不思議とこういう時が、一番ワクワクする。 しかし、一旦、始まったら、ヨ~イ ドン! ゲームの奈落に落ちていく。 そこは、決して、楽しい世界ではない。 迷いと悩みと不安と絶望が渦巻く深淵・・・・・。 しかし、これだけは言える。 これほど、興味深く、面白く、意義のあるゲームは、他にはないだろう。
田屋優 2012新構造展奨励賞受賞作品

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テーマ:アート - ジャンル:学問・文化・芸術
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