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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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<教室日記>2012・9・18(火) |

通信講座デッサン見本
<教室日記>
8月の納涼祭の時に、ジャンケン大会で活躍した26才の若者、K君が、「毛糸のアート」をやり始めた。 K君が、「毛糸のアート」をやり出したのは、金曜子供教室の中学2年生、O君が、作った鳥の「毛糸のアート」を見てから。 自分もやりたいと言い出した。 「毛糸のアート」は、子供教室の工作のメニューとして、始めたもので、厚紙に見本画の絵を描き、その上から、色とりどりの毛糸を乗せて、絵にするものである。 色が、ハッキリしているので、遠くからも見栄えが良く、額にでも入れたら、ちょっとしたタペストリーになる。 女の子は、花の見本画を選ぶが、男の子は、鳥。 塗り絵用の見本画なので、色々なタイプがあるが、K君が選んだのは、梅の木に止まったウグイス。 ちょっと意外。 K君は、出来上がったら、大分県にいる親に送ると言ったので、納得。 クセのない題材を選んだのだろう。 親御さんも、きっと喜ぶと思う。 絵を習っている証しになるし、それで家の中を彩るのは、喜ばしいことだ。
子供教室のやっていることに、大人教室の生徒さんが、影響を受けたことは、過去にもあった。 5、6年くらい前に在籍していた当時28才のTさんという女性は、子供教室の紙粘土の工作を見て、自分もやりたいと言い出した。 Tさんが作ったのは「子豚の授業風景」というもの。 紙粘土で、数ケ月掛かったように思う。 最後にきれいに着色し、小さなショーケースに入れて完成。
授業風景なので、12匹の子豚と先生豚が登場する。 黒板を背に女先生豚が、手を上げて発言しようとしている子を指差している。 黒板には、足し算と引き算の問題が書かれており、今日のお掃除当番も黒板の隅に書いてある。 遅刻して後ろのドアからコッソリ入ろうとする子、隣りの子に恋をしていて、顔を真っ赤にしている少女豚など、机の上に広げた教科書に、その子の考えていることが書いてあり、芸が細かい。 教室の後ろには、掃除道具のロッカーがあり、半開きのドアから、掃除道具も見える。 Tさんは子ブタが好きだと言う。 それで、「子豚の授業風景」となった。 とても楽しい夢溢れる作品で、子供教室の発表会の時に、特別出品して大評判となった。 今度は、子供たちがやりたいと言い出す。 切りがない。
ものの始まりは、面白い。 大人教室の生徒さんが、子供教室の作品に刺戟されようとは、一体、誰が考えるだろうか。 しかし、実際、こういうことが起こる。 これは、ものを作り出すことの不思議の一つだろう。 人は、どんなものにも好奇心を示し、どんなものからでも創作意欲を湧かす。 そして、さらに面白いのは、連鎖反応を起こすことだ。 一つの制作が他に影響し、他が作ったものが、また別な他を刺戟してものを作り出していく。 実は、この私も子供のワリバシ工作を見ていて、自分も作ってみたいと思っているものがある。 今度、作ってみようかな。 何を作るのかは秘密だが、きっと楽しい工作になることは、間違いない。
<NEWS> 田屋優 第84回 「新構造展」 奨励賞受賞! 新構造展:9月19日(水)~24日(月) 東京都美術館
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テーマ:アート - ジャンル:学問・文化・芸術
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