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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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壁は当たったら? <大人コース(中・上級)レベル>  

    趣味で絵を描いていて、壁に突き当たったら、どうするか、ということである。


中・上級クラスによくある悩みである。実際、わが教室でも、数ヶ月のお休みをしている人がいる。趣味なのに、楽しめなくなったのが、理由である。壁に、突き当たってしまったのである。才能がないから、と付け足している。


    趣味に才能はいらない。才能とは、新しいことを生み出す力を意味し、趣味で絵を描いている人は、このことに無縁である。好きか、嫌いか、向き不向きがあるだけである。また、上級者でも、その上がプロかというと、そうではない。プロは、別次元であり、趣味の延長上に、プロはない。


    延長上にプロはないが、例え趣味でも、悩みや苦しみはある。趣味にもレベルはある。このブログでも、初級・中級・上級と、レベル分けしているように、その経験度によって、本人の意識も、悩みも違ってくる。趣味ではあるが、いつも楽しいとは、いかなくなってくる。そこに、問題がある。


    初心者の悩みは、基本的なことが、上手く描けない。色の出し方が良く分からないなど、基本的なことに、終始するが、ちょっと、経験を積むと、イメージどうりに描けない、上手な人が描くように、描きたい、もっと、重厚な絵を描きたいなど、結構欲張る。欲張ることは奨励するが、そのうち筆が進まず、悩みだすと深刻である。


 そして、行き着くとこは、趣味なのに楽しくないとくる。壁に突き当たる。


 しかし、考えてほしい。ぶつかるということは、上達を意味している。習い事を始めたら、いつも、同じ所にはいない。無意識でも、上達したいと、思った結果、壁に突き当たるのは、当たり前のことである。プロになるわけではないと、壁から引き返すのは、間違いである。


    なぜなら、その人がいる、ステップの端にたどり着いたからに、他ならないからである。次のステップに行くには、壁を越えないと行かれない。いい状況なのである。次のステップに行きなさいと、創作の神様が言っている。辞めたり、休んだりする状況ではない。皆、弱気になって勘違いする。


     いいですか。例え趣味でも、悩んだり、苦しんだりします。中・上級者の欲望は、苦しみを生みます。趣味でもそういうことはあります。すでに、いつも楽しみたい段階は過ぎています。そのことを、認識して下さい。


 続けることです。それしかありません。継続こそ力なのです。それを、乗り越えた時、楽しさが、喜びに変わり、より、自分に密接に関わる趣味となるのです。


  
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