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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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<アート一口講義22>2012・4・3 |

通信講座水彩画見本
「×の発想、△の発想」
これも発想についての話だが、発想法の話ではない。 発想の種類の話。 発想には、×と△がある。 例えば、○から×を思いついたら、発想したと言えるだろう。 ○を普通に削ったとして△になっても不思議ではない。 しかし、○を普通に削っても×にならないだろう。 ×にするためには、発想が必要である。 つまり、○から出発して、×にたどり着いたら、途中でジャンプしないと×に着地しそうにない。 △だと、真っ直ぐに行けばたどり着く。 ジャンプすることが、すなわち、×の発想。 では、△の発想はダメ発想かと言えば、そうではない。 △の発想も絵を描く上では必要。 △の発想が多いと絵に厚みが出る。 ×の発想を大量の△の発想で上手く包んで膨らませたら、良い絵ができる。
<教室日記>
教室に、小学2年生の女の子を伴って、母親が見学に訪れた。 娘にデッサンを指導してほしいと言う。 それも、大人と同じ指導を希望している。 驚いた。 デッサンは、技術であり、デッサンを指導すれば、デッサンという枠の中に、その子をはめ込むことになる。 子供は柔軟性があるため、容易に枠に入る。 しかし、一旦はめ込むとそこから出ることはできない。 つまり、デッサンしか描けない子になる。 一番大事な創造性を伸ばす時期に、デッサンの枠の中に押し込めたら、創造性を伸ばすチャンスは二度と訪れないだろう。 確かに、デッサンをすれば、母親の願いどおり、他の子より技術的には優れた絵を描くと思う。 しかし、それ以上のことはできない。 いわゆる、美術の障害児になる。 恐ろしい話しだ。 何度説明しても母親は納得しなかった。 親の見栄が、我が子の才能を、潰しにかかっている。 母親は、得心得ぬまま、帰って行った。 バカな親だと、思った。
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テーマ:アート - ジャンル:学問・文化・芸術
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