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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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写真を読む  <大人コース(中・上級)レベル> 1/2 

今週から、また講義に戻って、今日から土曜日までは<大人コース(中・上級)レベル> を書きます。また「つづく」になり、読みづらいと思いますが、ご勘弁を。


「写真を見て描くのは、難しい。そう心せよ。」


 写真を写して、後で、ゆっくり描く。そういうことを、考える人は、多い。写真を見て描く方が、実際の景色などを見て描くより、数段やさしいと考えている人がなんと、多いことか。それは、大きな間違いである。


  写真を見て描くのは、最後の手段である。つまり、状況的に、仕方ない場合のみ、写真を参考にするのが、正しい制作態度というものである。


 なぜか?


   絵を描くということは、大量な情報の中から、適当に、かいつまんで、描くということである。      


     例えば、景色を描くとして、見えるもの全てを、描く人はいない。適当に、はしょる。


  はしょって、ポイントを絞って描く。それが普通である。つまり、主導権は、描く本人にある。本人の選択によって、絵が描かれる。


    絵を描くという行為は、三次元のものを、二次元に置き換える行為である。しかし、三次元の情報は二次元には、入りきれない。したがって、情報を、適当に選別し、三次元で感じたことを、二次元に具現する。それが、絵である。


   何かを見て描く行為は、次元を変えるということに、他ならないのである。


では、三次元を写し取った写真ではどうか?


    写真は、三次元の二次元的要素のみを、写し取るといえる。つまり、三次元の表面を記録するのが、写真である。表面を記録する写真を手本としたら、情報量が足りないことは、考えるまでもない。 


ではどうするか?(つづく)

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