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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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アート徒然日記 ‘10/11/22(月) |
<裸婦クロッキー教室>
今度の日曜日に教室で、裸婦クロッキー教室を開催する。 午前中は、イラスト初級・パステル初級・抽象画初級の各教室があり、イラスト初級は大野まみ講師、パステル初級は橋崎講師、抽象画初級は田屋が担当する。 午後が、裸婦クロッキー教室。 春・夏・秋の年3回の企画であり、今回が秋。
裸婦クロッキー教室は、今般ヌードクロッキーとも言われるが、裸のモデルさんを皆でスケッチするというもの。 クロッキーとは、人物をスケッチすることで、人物以外はクロッキーという言い方はしない。
絵のモチーフで一番難しいのが、人間と言われている。 人間にはハッキリとした性別があり、年齢があり、表情があり、人相がある。 その上、人種が違えば、体型も違う。 その違いは一目瞭然であるが、言葉で説明すると、「感じが違う」としか言いようがない。 つまり、人間は感じ(ニュアンス)のカタマリと言える。 ニュアンスほど、描いて難しいものはない。 これほどの微妙なニュアンスは、静物画にも風景画にもないと言っていい。
さて、昔、大分以前になるが、銀座に裸婦クロッキー教室があり、そこに通っていたことがある。 19才から20才までの2年間(もしかしたら3年間)、毎週通っていたので、そこだけで100名くらいのモデルさんを描いたことになる。 ほとんど毎回モデルさんが違ったので、今から考えると、モデル協会も相当な人数のモデルさんを抱えていたことに驚かされる。
モデルさんというとスマートな人をイメージすると思うが、絵のモデルさんに限ると体型も様々である。 「痩せぎす」、「ほっそりタイプ」、「中肉中背」、「豊満」、「太め目」、「極太」。 モデル協会には、中肉中背のモデルさんでお願いしているが、なぜか、これだけのタイプが来る。 「中肉中背」の解釈は意外と広い。 裸婦クロッキー教室を始めた一番最初のモデルさんが、「ほっそりタイプ」であった。 「ほっそりタイプ」は描くのに難しい。 体にメリハリがあまりないので、初心者には難物である。 その時の生徒さんのほとんどが初めてなので、 裸婦クロッキーは難しいという印象を持ったようである。 「あのモデルさんは、難しいモデルさんですよ。 描きやすい人もいますから」と後で、ホローした。
ある時、「太め目」のモデルさんがやってきた。 正確にいうと「太め目」と「極太」の中間くらい。 三段腹である。 お尻もビッグで、メリハリだらけと言える。 皆の絵を見て回ったら、皆、特徴を良く捉えていた。 裸婦クロッキーは難しい勉強の一つであり、そう簡単に描けないのであるが、この時ばかりは、皆上手かった。 私の友人であり、高校の同級生でもある河合さんは、口が悪い。 「あの体を、よく人に見せる気になったよなー?」と言った。 これは、モデルさんに対して大変失礼な言葉であり、注意すべきであるが、その時、そばにいた連中は、皆頷いた。
せめて、描きやすいので、勉強にならないくらいで留めておいてほしかったが、やはり無理か。 マトを得過ぎ。
田屋のアート講義は、‘09/4/23(木)を以って終了しました。
「研究所レベル」・「大人コース(中・上級)レベル」・「大人コース(初級)レベル」・「キッズコース」・「高齢者のための絵画指導」の五講義(各60テーマ)は、左欄のカテゴリーで、閲覧出来ます。
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