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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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アート徒然日記 ‘10/06/20(日) |
<アンビリーバブル・キッズ>
土曜のキッズ教室の午後2時半から来ているMちゃんが私の所に来た。 小学2年生の女の子である。
本来、私が陣取る場所に振り替えの子達を座らせたので、私は奥の小部屋で、先ほどから電卓で計算をしている。 その日の2時半からの教室は振り替えの子供が多く、私は場所を譲ったのである。 土曜のキッズ教室は、1時から2時半までと、2時半から4時までの2コマで成り立っている。 土曜日に来る子達は、平日に来れない子が多い。 家が遠いとか、親御さんがお仕事で平日は送り迎えが出来ないとか、色々である。 そのため、休んだための振り替えは、土曜日の中で出来るように2コマにしてある。 つまり、1時から4時まで3時間受講すると1回振り替えが出来るのである。
さて、Mちゃんが私の所に来たのは、その日のテーマであるコンクールの絵のこと。
「ねー先生、どうやって描いたら良いの?」 私は、あとちょっとで合計が出る計算の手を休め、Mちゃんに説明した。 Mちゃんは、聞きながら、手持ちぶさたに人差し指で机をトントン叩いていた。 そして、トントン叩きながら、電卓のクリアをポンと押してしまった。 あとちょっとで合計が出る数字が 0 になった。
私は絶句した。
木曜教室に来ている小学1年生のAちゃんは、いつも一人で絵を描いている。 一人だということをあまり気にしない。 午後4時になると、いつも楽しそうにやって来る。 他には、4時半から来る6年生の男の子二人、5時に来る5年生の男の子一人、5時半に来る中学2年生の女の子一人である。 話し相手はいない。 そのせいなのか分からないが、途中で寝てしまう。 初めは起こしていたのであるが、また寝てしまうため、手を焼いた。 毎回ではないが、ほぼ毎回。 ある時、寝言を言った。 「ウー! ナントカカントカ ウニャー!」 その時、男の子は3人いた。 初めはビックリしたようであるが、そのあと爆笑した。 最近、4年生の女の子が入って来た。 Aちゃんの隣に座らせた。 これで話し相手が出来るので、寝ないと思った。 最初の日は起きていた。 2回目は寝てしまった。 スケッチブックに絵を描いている途中でそのまま寝てしまった。 鉛筆を持ったまま、線を引いたまま、そのままで寝てしまったのである。 描いている絵のどこで寝てしまったかは一目瞭然。 線を途中まで引いている。 その線の端で鉛筆が止まっている。 その状態で寝ている。 分かりやすい。
見事な寝っぷりである。
土曜教室のMちゃんと仲良しの小学2年生の女の子、Kちゃんが、先ほどから教室の中をウロウロしている。 「何しているの?」と私が尋ねた。 「先生!トイレ何処だっけ?」
「たぶん、アッチの方だと思うよ」と、トイレのある小部屋の端を指差した。 「あ!そうだった!」と言った。
今までに何十回とトイレに入っているはずである。 それなのに、トイレの場所を忘れた。
そんなことってあるのだろうか?
「何考えていたの?」とあとで尋ねた。
「ヘヘエー」とKちゃんが苦笑いした。 気まずそうだった。 忘れた訳は、今だ、不明。
田屋のアート講義は、‘09/4/23(木)を以って終了しました。
「研究所レベル」・「大人コース(中・上級)レベル」・「大人コース(初級)レベル」・「キッズコース」・「高齢者のための絵画指導」の五講義(各60テーマ)は、左欄のカテゴリーで、閲覧出来ます。
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