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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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アート徒然日記 ‘10/01/25(月) |
<夢>
最近、中学生が多く入ってくる。
今年に入って、3人入会したのだが、わが教室の中学生は、これで8人になる。 そのうち、キッズコース上がりの中学生は、3人である。 キッズコース上がりの中学生は、キッズコースに友達がいることが多く、そのまま、キッズコースに留まるものであるし、敢えて大人コースの時間帯に組み込まない。 それはそれで良い。
しかし、中学生になってから入会する子は、初めから大人コースとして入会する意識があるためか、大人コースに違和感を持たないし、そもそも目的が違う。
中学生となれば、 他に運動もあるし、楽しみ方はいくらでもある。 選択肢の多い中で、わざわざ絵を選択するのであるから、美術系の高校受験のためとか、美大受験のためとか、他の何よりも絵が好きだからとか、具体性がある。 動機がハッキリしているし、何より絵そのものに、または将来的な自分の絵に夢を感じているところが、小学生と決定的に違う所であろう。
つい最近、中学1年生の男の子が、絵を描きたいと入会した。
絵を描きたいのだそうである。 色々な面白いこと、楽しいことを押しのけて、絵を選択したのである。 やはり、中学生でも女子が圧倒的に多いし、男子中学生では、大変珍しい。 描きたいという衝動が、全てに勝ったということだろうし、とりもなおさず、 彼は、絵に夢を感じたのであろう。
もし、その中学生が高校受験、大学受験と続く中で、絵に対する夢を忘れることがあっても、きっと落ち着いたら、絵のことをまた思い出すのではないかと想像する。 夢とは、自己の欲求の行き着く先であるので、そう簡単には忘れない。 いつまでもくすぶるのである。 この子もそうであると私は思う。
夢はどこにでもある。 欲すればどこにでもある。 ちょっと目を向けた絵の世界でも、入り口こそこじんまりとしているが、中は無限の広さがある。 広大なスペースの中に、夢と情熱がズッシリと詰まっている。
人は、夢を語る時に、遠くにあるように思い、また遠くを見つめたがるが、遠くにある夢は、幻であることがほとんどである。 幻は、手に入らない。 それで、夢とは手に入らないものと、決めたがる。
なぜ、そんなに遠くを見なければならないのか?
それは自分の周りにある夢に気が付かないから、遠くを見るのである。
自分の周りにある夢になぜ気が付かないか?
それは、何もしていないからである。
物事には、順番がある。 何かをして初めて気付くものがある。 そして、それを辿っていくのが、ものの順番である。 辿るから、気付き、気付くから辿るのである。 そしてそれから夢を見る。 だから、夢想家の夢とは、違ってくる。
夢は叶えてこそ意味がある。 夢は、人間が生きるための糧であるし、情熱の源である。 それをアヤフヤにしていては、元気は出ない。
自分がほしいと思ったところに夢はある。 いつの世も、どんな時も、夢は求める者のそばにある。 そして、より良い明日は、今日の情熱によって築かれるものである。
田屋のアート講義は、‘09/4/23(木)を以って終了しました。
「研究所レベル」・「大人コース(中・上級)レベル」・「大人コース(初級)レベル」・「キッズコース」・「高齢者のための絵画指導」の五講義(各60テーマ)は、左欄のカテゴリーで、閲覧出来ます。
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