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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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アート徒然日記 ‘09/7/1(水)
<デッサン希望>

   久しぶりに講義をしてみよう。今回の話は、レベル分け出来ない。なぜなら、絵を描き始めた人、描いている人の、ほとんどの人が該当するからである。

   さて、我が絵画教室でも、デッサン希望者は絶えない。・・で始めることにする。

先日、入会した若者も、デッサンを希望していた。
   理由を聞くと、絵が上手に描けるようになりたいとのこと。

一般レベルでは、こういう発想だと思うが、絵の世界では、デッサンが絵の上達を保障するものではない。
   なぜなら、デッサンをすれば、デッサンが上達するからである。
「デッサンだけが」と、言ってしまおう。

   お分かりであろうか?

このこと、アート講義で何度となく述べてきたことであるが、ここでまた繰り返す。

   確かに、デッサンは絵の世界では、有効な手段とされている。
構成力・観察眼・濃淡の追求・リアリテイーの追求・カタチの把握と、勉強になることは確かである。だからデッサン神話が生まれる道理もある。

   しかし、デッサンでは補えないものもある。
例えば簡単な話し、動くものを捉える勉強はデッサンではできない。
   一般的デッサンは、静止したものを描く。

デッサンが得意な者も、モチーフが動いた瞬間に描けなくなることは、当たり前過ぎるぐらいに良くあることである。
   また、デッサンが上手く描けると思っている者が、動物園で動き回る動物には手も足も出ないことは、珍しくない。

   一般レベルでは、このことが理解されていない。

また、作品制作をすることになった場合、アイデア(発想)が締める割合は、非常に高くなる。
   私見では、ほとんど全部である。

低く見積もっても80パーセントを下回ることはない。
   なぜなら、創作とはアイデアそのものを指すからである。

しかし、これもデッサンでは培われない。

   つまり、肝心なことはデッサンでは補えないのである。
デッサンは、補助的な勉強である。デッサンをしたからと言って、それで全ての基礎的な勉強が終わるわけではない。

   動くものについては、スケッチするとか、別に勉強しなければならない。また人間を描くにしても、石膏像だけを描いている者が、裸婦を上手く描ける保障は全くない。これも、別に勉強しなければならない。
   そういうものであるし、物事がそう単純にできてないことは、絵の世界も同じである。

   デッサンが不勉強だと確かに不便である。だから、勉強したいと思うことに間違いはない。しかし、それで全て片付くほど、絵というものは簡単ではないということを言いたいのである。

   成長には色々な栄養が必要である。大きく育つための特効薬もなければ、最良の方法もない。
   人は、栄養の寄せ集めで成長していく。

デッサン希望の方々は、このことを肝に銘じよ。
 
   デッサンが、絵の基礎的勉強ではあるが、全ての基礎ではない。
もし、そう思っているとしたら、今日から考えを改めることである。

   デッサンもする、スケッチもする、自分の絵の制作もする。人の絵を見て、考える。
   浮かんだイメージを追いかけてみる。美術史を読んでみる。裸婦クロッキーを描く、風景を描く、静物を描く等々、ザッと挙げても、色々ある。

   これら全てが、絵の基礎であると言える。
そう考えるべし。



田屋のアート講義は、‘09/4/23(木)を以って終了しました。

「研究所レベル」・「大人コース(中・上級)レベル」・「大人コース(初級)レベル」・「キッズコース」・「高齢者のための絵画指導」の五講義(各60テーマ)は、左欄のカテゴリーで、閲覧出来ます。
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