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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子、伊藤悠里子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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ご年配の方々の絵画サークルですること <高齢者のための絵画指導(入門編)> ‘09/4/21(火)
   私は、ご年配の方々の絵画サークルに二ケ所、指導に行っています。

一つが市川で、もう一つが浦安です。
   いまのところ、全員が女性。
市川のほうは、かれこれ5年半になり、浦安がちょうど5年。長いお付き合いとなっています。
   初めは、市川からスタートしましたが、ここで絵手紙を始めた頃、まず絵の描き方から勉強しましょうと、毎回、果物を持って行き、絵にしてもらいました。
   そんなある日、仲間うちでも積極的に発言するKさんが、言い出しました。

「先生! 実際にあるものを写すなんて、とても出来ません」「見本を描いて下さい。それなら、出来そうです」

   これには、私も驚きました。見本を写させるという発想が、私にはなかったからです。
   絵の勉強という考え方をしてましたので、まず、スケッチみたいな練習をと、思
ってました。ですから、モチーフを置いてそれをスケッチしましょうと、そこから始めるつもりでした。

   Kさん曰く、「私たちは、これから技術的に新しいことを始めることは、出来ません。見本を写すぐらいしか出来ない」

   そういうものなのか! と、思ったものです。

以後、見本による模写に切り替えました。これを、Kさん方式と名付けました。
   それで、浦安では初めから、Kさん方式です。異論を唱える人はおりません。

いまでも、このKさん方式が続いています。見本をカラーコピーに撮り、皆に渡しますので、時間内に描けなくても良いのです。
   こうして私の見本は300点近くになりました。

今では、わが教室でも、この見本を子供たちが授業で写し、大人の絵手紙の人も写しています。

   Kさん方式は、大変優れた方式で、理に適っています。

絵を描き始める人は、色々な問題を抱えています。特に絵手紙の人は、ほとんどが初心者です。絵を描くことの他に、文章も考えないとなりません。
   色の出し方、水加減、配色の仕方、カタチの取り方、筆運びそれに文章です。

なんて、難しいのだろうと、思ったとしても不思議ではありません。

   それを、単純に見本を写すだけにすると、同じハガキ、同じ絵具、同じ筆で描いてありますし、二次元の平面を、二次元に写し変えるだけですから、ほとんどの人が、対応できます。

   そして、見本を一年も描いていると、知らないうちに、ハガキの紙質に慣れ、絵具に慣れ、水の量に慣れ、筆に慣れ、カタチの取り方にも慣れてくると、自然に自分なりの絵手紙を描き出します。
   何人もそうやって、自分なりの絵手紙を描き出しています。全員が、70代以上のご婦人たちです。最高年令のYさんは、90才を超えています。

   Yさんは、時間があると、ベランダの花をスケッチしたり、散歩中に見つけた花をスケッチしたりして、絵手紙にしています。

   Yさんが、言います。
「先生、絵を描き出してから、本当に退屈しなくなりました。ありがとうございます」
   

   水彩画をする人も、全て見本制作です。
浦安の方々が、一度、デッサンをしたいと言い出しましたので、モチーフのワインボトルと見本を持参しました。

   ところが、モチーフのワインボトルは、全く見ないで、見本をそのまま写していたのに、また、驚いてしまいました。

   「先生、お陰でデッサンを勉強できました」と、言われた時は、さすがに返事に困りましたけれどね。
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