わが教室の西側の下には、公園がある。
これからの季節、子供たちは、そこで遊んでから教室に来る子は多い。帰りにも遊ぶ。
　　　近くの小学校の子が教室に来て、公園で遊ぶ同級生を見つける。

「先生！窓開けても良い？」

　　　いつものことなので、良いというと、「何とかちゃーん！」と、窓から叫ぶ。

これが、不思議である。

　　　「何とかちゃーん！」と、叫んで何になるのだろうか？

「貸した本、返して！」と叫ぶのなら分かる。用事があるから、呼んだということになる。
　　　名前を呼んで、手を振ってお仕舞いである。
これが、分からない。
　　　どういう意味の行動なのだろうか？

子供の世界の挨拶なのだろうが、大人は、絶対しない。

　　　私も、西船には知り合いが結構増えたが、用事もないのに、窓から名前を呼んで、手を振ったら、相手はどう思うか、想像したくない。

　　　無意味な行動は、小学生の特権か？

世の中、分かんないことが多い。