アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子、伊藤悠里子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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エスキースの必要性 <大人コース 中・上級レベル> ‘09/4/9(木)
   エスキースとは、試作品のことである。大きな作品を描く時には、小さい試作品を描くことがある。

   前にも描いたことであるが、油絵などはエスキースを描かない。エスキースを必要とする絵は、二度ほぼ同じものが描ける場合に限る。

   油絵は、出たとこ勝負で描く描き方である。だから、エスキースとは無縁と言ってもいいだろう。

   では、エスキースを必要とする絵とは、どんな絵であるだろうか。

簡単に言って、計画的に描く絵を指す。
   計画的に描く絵は、二度ほぼ同じような絵が描ける可能性が高い。それで、二度描けるのなら、一度目で全体像を探ろうとする考え方が生まれる。

   これは、これで合理的である。

絵の、行き当たりばったりの制作で、一番厄介なのは、計画が狂うことである。直しが出来ない描き方ほど、計画の狂いは、ダメージとなる。

   例えば、水彩などは狂いが生じやすい。それを二度体験できるのは、それだけミスを減少することが出来る。
   油絵が、二度描きが必要ないのは、訂正が何度でも出来る絵具であるからである。

   この二度描きが、合理的であるが、必ずしも良い方法となるとは限らないので、話がややっこしい。
   なぜなら、情熱を二度使うことになるからである。
言っている意味は、何となくお分かりだろう。

   面倒だと言っているのではない。情熱は、絵を描く時の最も基本的な原動力である。また、最も勘の冴える時でもあるので、二度描きすると、一度目は冴えているけれど、二度目は、怪しくなってくるものである。

   ミスは、減少するが、絵の出来栄えを保障するものではないと、いうことになる。
   したがって、エスキースを描くような制作には、二度描いてもさほど、支障のないものに限られる。

   絵の描き方を大別すると、動と静に分けられる。動が感情系で、静が形式系。一概にはもちろん言えないが、ここでのエスキースの説明としては、有効なので敢えて、こう分けることにする。

   エスキースは、この形式系の描き方をする制作に、用いられやすいと言えば、何となくお分かりだろう。
   動系は、出たとこ勝負的なので、エスキース制作は適当でない。形式系は、計画制作がほとんどであろうから、エスキースは、必要になってくるというわけである。

   水彩などの勉強の仕方に、一度目は失敗が多いので、二度描きというのがある。一度目で、全体の探りを入れて、各箇所のチェックをし、二度目が本チャンである。
   この場合の、一度目は試作になるので、エスキースである。

自分の制作で、エスキースが有効だと思ったら、面倒がらずにやってみよう。絵は上達したいが、面倒なことは嫌、では、絵の上達はいつまで経って望めない。
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