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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子、伊藤悠里子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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基本がなくとも良しとする <大人コース 中・上級レベル> ‘09/4/3(金)
   これについては、何度も言ってきたことであるが、絵の基本を良しとする考えと、そうでない考え方がある。

   基本がなくても良いという考え方で、絵を描き始める人は、少ないと思う。
何となく自己流で始めてしまい、そのまま自己流が続いている人はいる。
   そういう人が、基本がなくても良いと、考えているかと言えば、そうではないだろう。
   人は、無いものねだりである。無いものをほしがる。
基本がない者は、基本をほしがる。基本があるものは、基本のない絵に憧れる。
   そういうものである。

ということは、美術の世界では、どちらも正解ということになる。

   ただ、基本から始めるのは、美術の王道であるため、特に絵の制作経験の乏しい者には、疑うことのない常識なのであろう。

   誰しもが、そう思っている。

基本があるのと、基本がないのと、どちらも正解とは、誰も決して思わないだろう。
   中・上級レベルの者でも例外ではない。

しかし、こういうことは、現にあるし、事実、基本がなくてもアートとして、認められているものは、数多い。

   例えば、アフリカンアートは、どうだろう。

ヨーロッパの影響を受ける前の、アフリカンアートである。木彫りの像の独創性に心奪われたものである。アートの原点がそこにある。

   もちろん、基本などない。基本があることさえ、知らないだろう。
彼らは、先祖の霊や、よろずの神などのために像を作り、個人の好き勝手で作ったわけではないだろう。

   使用目的が、ハッキリしたものであったと思われるが、その中に込められた魂が、近代美術の教育を受けた者に衝撃を与えた。
   アフリカンアートを見ていると、デッサンをするのが、阿保らしくなる。
独創性と魂。
   これだけで、アートは成立する。

基本がなくても良しとする好例である。
   しかし、これは目指して目指せるものではない。置かれた状況が違い過ぎる。

では、目指せない者は、基本を良しとせねばならないか?

   そうでもない。
前述したように、自己流で描いたものに、その独創性を発見することが出来る。
   私の周りに、自己流で絵を描いている者を二人知っている。
二人とも、絵に独自のものを持っている。絵についての感性は、二人とも飛び抜けたものがある。
   また、二人とも基本がないことを悔やんでもいる。

その一人は、上野の都美術館で毎年開催している、ある美術団体の会員である。
   その彼が言う。「田屋さんの教室が、近かったら習いに行きたいところだけどね」
   神奈川県に住む彼は、千葉までは通えない。

私は、冗談として受け取ったが、実際いまさら基本を勉強してもいいことはない。
   彼は、基本がないから良いのである。何にも縛られずに、描きたいように描ける。それでいい。
   なまじ、知識があると邪魔なだけである。

もし、基本的な勉強をしないなら、徹底的にしないほうが良い。何事も徹底した者が勝つ。徹底すれば道は開けるのである。

   良い絵を描こうと思ったら、どちらかに徹底するしかない。

基本を良しとするか、基本がなくとも良しとするかである。
   さて、どちらを選ぶか?
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