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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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ここは一つ人生論 <エピソード> ‘09/3/21(土) |
私も、人生論を打つ年になった。
私の人生も寂しいものではない。 今までエピソードで、何度となく紹介してきたが、色々な局面を向かえ、その度に色々な職業に就いてきた。 就職したこともあるが、ほとんどがアルバイトである。その数ザッと40。 自慢にならない数字である。 私の人生観が、その中で培われたなら、気休めにもなるが、ほとんどそういう記憶はない。
私の人生観は、若い時から一貫して続けてきた、絵の世界で培われた。絵が私に人生を教えてくれた。そう断言できる。だから、私の人生論は、絵なくして語れない。
ただ、絵のこととは関係なく、私の人生に影響したものはある。
中学生の時に、同級生の女の子からゲーテの詩集を借りた。その子がためになると貸してくれたが、女の子へのお愛想から借りることにした。読む気はなかった。
返す時に感想を言わなければ、いけないと思い、ポツポツ読み出したが、その中に好きな言葉を見つけた。
「君が今、何をしているか教えてくれたら、将来何になるか当てることが出来る」
確か、そんな文章だった。以後、この言葉が私の座右の銘となった。 二十代の時も三十代の時も、この言葉で自分を戒めた。今、何もしていなければ、将来も何もしていない。 もう一つ、印象に残っているのは、高校生の時に見た映画である。以前、エピソードでも書いた、「プロフェッショナル」という西部劇だ。
4人のプロが、メキシコ奥地に、拉致された婦人を救出に行くというストーリーである。 プロフェッショナルが4人集まり、仕事をする。自分も将来そういうプロになりたいと強く思ったものである。普通の人間には憧れなかった。自分しか出来ないことを手に入れたかった。
さて、絵は私に色々なことを教えてくれた。 忍耐強さ・根気・理想と現実の違い・夢と日常・高尚な考え方、低俗な考え方・賢さとは・愚かさとは・情熱と怠惰・人を見る目・物を見る目・絵を見る目・芸術と通俗等々・・・
一つのことを続けていると、そこから色々なものが見えて来る。それがその人の肥やしとなり、糧となる。 だから、人生観は人によって様々である。何をしているかによって、学ぶものが違うのである。 当然、学んだ結論も違ってきそうであるが、これが不思議と皆同じ所に行き着く。
イチローが大記録を作るのに、特別なことはしないと言っていた。
記録は一つ一つ積み上げていくしかない。だから、何が大事かと言うと、自己管理が一番大事なことになる。自分を管理し、目的に向かって、淡々と続ける態度こそが、求められることになる。
こういう地道な考え方こそが、すべての職業の共通項である。忍耐と努力と情熱。 皆、それぞれ違う方向から学び、同じ結論を得る。 それが、人生の秘密でもある。若者には分かるまい。
しかし、これだけは暗記すべし。
継続こそ力。
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