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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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自分を褒める <大人コース(初級)レベル> ‘09/3/13(金) |
今回は、自己暗示について話してみる。
自分を褒めることも、ある意味自己暗示である。 自己暗示の出来ない冷静で現実的な人は、よもや絵は描いていまい。 もし、そういう人がいたら、ここまでで退散して戴きましょう。これからの話は、そういう人には意味がない。
自己暗示で面白いのは、映画などで見る、リング上のボクサーである。 トレイナーが、コーナーに戻って来たボクサーに、叱咤激励を浴びせるところなどは、自己暗示そのものである。 「おまえは、戦うヒョウだ!」「アイツを叩きのめせ!」
などと、映画では言っているが、実際もそうなのではないだろうか。 ボクシングは、格闘技の中でも、長丁場である。その上、油断すると勝敗が付くのも早い。
相当な集中力を必要とする。ゴングが鳴ったら、闘うヒョウに変身しなければならない。だから、常にトレイナーは、作戦と自己暗示を促進させることに余念がない。
それが、有効であるからだろう。人間は考え方一つだという良い例だと思う。
絵の世界にも、似たような自己暗示はある。 トレイナーがいないので、専ら自分で暗示にかける。まさに自己暗示である。
私の絵の友人で、「俺は天才なのだ」と豪語する輩がいる。 彼の言っていることも、詰まるところ自己暗示になるし、自己啓発でもある。 つまり、そう豪語することによって、自分の制作意欲を高め、自己顕示し、以って、自らの責任を果たそうとする行為である。
そういうことは、絵の世界では、結構ある。 「天才だ!」と言うことではなく、主張とでもいうか、頻繁に聞く話である。
絵の制作は、孤独な作業である。黙っていたら、気の滅入ることが多い。 それで、そういった豪語が許されている。
ただ、言う相手を間違えると単なる嫌味であるし、非難を浴びるのは、覚悟しないとならない。仲間内だから言えることでもある。
自己暗示をする利点は、人が褒めてくれないから、自分を褒めると言うことだけではない。 人が、頻繁に褒めてくれれば、自己暗示の回数が減ることは、正直なところ事実であろうが、制作側にも都合があり、今、褒めて元気付けてもらいたい時に人はなし、という時もあろう。 結局自分で元気付けなければならないことの方が、数段多い。
壁に突き当った時に、「俺なら乗り超えられる」、「私は、今までに何とかやってきたのだから、私なら今度も何とかなる」と、根拠のない自己暗示に掛けることは、壁の乗り越え方の一つの要領になるであろう。
気持ちの持ち方次第である。
絵を描く上で、自己暗示は良いことだと、覚えよう。 人に言わなければ、相当過激なことを考えても良いのである。それで元気が出れば、安いものでしょう。
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