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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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子供はどの能力が優れているか? <キッズコース>‘09/2/20(金) |
さてさて、このこと、どう思われるか? もちろん、絵の話である。
普通に考えると、感性面が大人より数段優れているように思うが、どうだろうか。一つ一つ当たってみよう。優れているところを見出せれば、そこが大人と子供の絵の違いと見ることが出来るし、そこを伸ばしてあげようと、指導方針にも役立つ。
まず、絵を描く上で、重要な要素を挙げてみよう。
一つ目が、前述の感性、二つ目が発想、三つ目が技術、そして四つ目が努力であろう。これは成人の場合を想定している。マシな絵を描くための条件である。
この中で、子供に当てはまらないのは、三つ目と四つ目であろう。技術はないし、努力もするとは思えない。
すると、一つ目の感性と二つ目の発想が残る。では、これを以って、子供が大人より優れている点かであるが、どうだろうか?
確かに感性は、子供らしい感じ方というものがある。 しかし、それもせいぜい小学校に上がる前の4才から5才ぐらいまでである。大人では想像も付かない絵を描くのが、この頃で、以前にも書いたが、天才かもと思ってしまう。大人は絶対にマネは出来ない。
逆に、発想面は弱く、アイデアらしいアイデアは、ほとんど見かけない。感性だけで絵を描いていると言える。 小学校に入ると、ひたすら大人に向かって成長していくので、感性面は弱くなる。 逆に幼児と違って、発想面が豊かになっていく。
子供らしい発想はここで出てくる。 教室のメニューにアイデア漢字と言うのがある。漢字一文字か二文字をアイデアでもって変えてしまうのである。 簡単な例で言うと、「雨」と言う漢字を、アイデア漢字では中の四つの点々が、雨粒になっているとか。
汚い例で申し訳ないが、私が大声で笑ってしまったのは、小学5年生の女の子Mちゃんが描いた「犬」である。犬の右上の点が、犬のウンチになっている。
また、小学2年生の女の子Hちゃんの「手」。 手の平の絵が大きく描いてある。 左手の内側である。そこに手のシワの代わりに、「手」という字を描いている。それがシワに見えるし、まさしくアイデア漢字である。 このアイデアには感心してしまった。
ということで、「子供はどの能力が優れているか?」の私の答えは、幼児期は感性、小学生は発想となる。
どうだろうか?
幼児期の僅かな期間、人は一生に一度、描写の天才になる。が、これはこの能力を伸ばすという問題ではない。 すると、絵の教室としては、小学校に入ってからの発想を鍛えることになる。人生において、アイデアが浮かぶか、浮かばないかでは、人生を大きく左右するといっても過言ではない。
何をするにしても、アイデアは必要である。 そこで、結論。 子供は、アイデアを鍛えよ!
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