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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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100号の大作 <大人コース(初級)レベル> ‘09/2/12(木)
   また、油彩画の話であるが、6号か8号ぐらいの絵を描いている初心者に、100号の話をしてみようと思う。

   100号と言ってピンと来るだろうか?

女性だと、自分の背丈より高いかもしれない。大きい絵である。   

   皆さんが、絵を描く時に、一番思うことは何だろうか。
6号の絵を描いている人は、その6号が精一杯かもしれない。もしかしたら、4号の絵を描いていても、精一杯かもしれない。

   描き初めというものは、そういうものだろう。 どうやって上手く描けるのだろうかと、いつも考えているのではないか。

   要するに、描く大きさではないようだ。 上手く描けない。初心者の一番最初の悩みである。
   そういう悩みを抱える者に、100号の話をする。
トンでもないと思うかもしれないが、まあ聞いて欲しい。

   100号は、一般住宅で描ける、おそらく最大の大きさだと思う。F100号の規定サイズだと、162cm×130cm位である。タタミ一畳の基本サイズが約180cm×90cmなので、面積比だとタタミの90cmを117cmぐらいにした大きさになる。

   さて、こんなに大きな絵は、絵を始めた者が、何年ぐらいして描くとお思いか?

初心者は、単純に10年ぐらいかなと思うことだろう。10年先のことは分からない。だから、分からないことは、10年後に置くのではないか。

   私の知っている人で、描き始めが100号の人がいる。若い人であるが、油絵を思いっきり描きたかったと言う。描き始めなので、絵はままならない。それで、失敗すると、すぐ100号とは行かないので、そのサイズの紙に描いて練習していた。

   実際にそういう人はいる。

絵の大きさを経験によって、少しづつ大きくするのが、何となく良さそうに思えるだろうが、実際にそんなルールはない。本人次第である。描き初めが、6号の人もいれば、100号の人もいるということである。

   前述したように、初心者の悩みは、画面の大きさではない。6号で苦労するのも、100号で苦労するのも同じである。

   だから、100号を描くのを、10年後と設定することが、適当な考え方とはならない。あくまでも個人的なことになる。そういう人も要るという、話になる。
   ままならないのは、6号も100号も同じだからである。

言わんとしていることが、お分かりだろうか。

   初心者が、6号の絵を万一小さいと思ったら、大きい絵を描いて良いのである。何の遠慮も要らない。それが、30号でも50号でも100号でも早いということはない。
   
   本人が欲したところに本人がいる。もし、初心者にルールがあるとすれば、「自ら望む通りに」がルールになる。つまり、やりたいことを今やりなさいということである。

   初心者が絵を上手く描けないのは当たり前である。経験がないのだから。だから、逆に言ったら、何も怖がるものがないということである。堂々と一番出来るのが、初心者であると言える。
   そのことお分かりか?

100号の大作、何するものぞ!

   と、言えるのは実は、初心者なのである。そして、すんなり100号から始められるのも、初心者なのである。

   だから、絵を描き始めの皆さんに、お聞きする。

6号から始める?  それとも100号から?
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