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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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大野まみ女史 <エピソード> ‘09/1/17(土) |
人物紹介パート3は、大野まみさんである。 河合さん、橋崎さん、そして大野さんと続く。
彼女は、私の二番弟子である。一番弟子は橋崎さん。 普段は、まみちゃんと呼んでいるが、イラストの先生でもあるし、ここでまみちゃんは、はばかれる。そこで、まみさんと呼ぶことにする。
まみさんは、一言で言って、面白い女性である。かなり面白い。 何と言ったら良いのか分からないが、純粋で、素直であり、繊細で、神経が細やかで、明朗で、豪快で、酒飲みである。そして、忘れ物の天才。決して人をムゲに傷つけるようなことは言わない。 それだけの、人格と繊細さと優しさを持っているが、反面、ハッキリものを言う。 こんなことがあった。
話は、十年以上前にさかのぼるが、当時、杉並区の阿佐ヶ谷で、教室を開いていた。その生徒さんに、Nさんという女性がいて、私と同年輩、水彩を描いていた。
Nさんは、母親が水彩画協会(?)に所属しているとか何とかで、その団体では、水彩はこうでないといけないとか、埒も無い話をしていた。 美術は、ハッキリとした定義をすると、衰退する。しかし、一般レベルでは、神話化するので、結構受け入れられるのである。
一般は、権威に弱い。
このNさんがある時、自分の持っている水彩筆は、3000円するとか自慢した。 傍目に見ても、下らない自慢話である。まみさん、カチンと来たらしい。 当時、教室のあとは、毎回居酒屋で乾杯であった。府中に帰らないとならないNさんは、参加しない。
その席で、まみさんが、河合さんに言った。 「あの人は、バカ野郎ですね」
まみさんは、忘れ物の天才である。子供の頃、鍵だったか、なんだかを、ポケットから取り出したら、そこにハンカチとか、いろんなものが、全部繋がってたらしい。 母親が、忘れないように全部つなげたと言う話を聞いて、皆で大笑いした。 いかにも、まみさんらしいエピソードである。 他にも、本人から聞いた豪傑談はあるが、ここでは言えないのが、残念である。
話が戻るが、まみさんが阿佐ヶ谷教室に現れたのは、確か1995年の1月か、2月だったと思う。イラストのプロになりたいと言っていた。 彼女は、初めから上手かった。すでに、経験があり、色んなものを教室で描いたが、私の専門であるドローイングを、本人の希望で描き出したのは、入会してから2、3年後だったように思う。
ドローイングを、一から教えた。彼女は、本人の制作の中では、ドローイングが一番上手く適している。そういう意味で、ドローイングに関しては、私の一番弟子になる。 私の絵を、もっと大胆にすると彼女の絵になる、と言ったら、分かりやすいか。
私も、雑誌の絵の仕事で、食べていた時期があるが、まみさんの絵は、自由で、奔放で、女性らしい感性に満ち溢れ、そしてハイセンスである。今の私では、かなわない。
河合さんが、まみさんを称して、「アート21のマドンナ」と言った。私も同感である。 これほど、見ていて楽しい人は、少ない。
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