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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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小学生から習う、中学生から習う <キッズコース> ‘09/1/14(水) |
小学生から絵を習うのと、中学生から絵を習うのとは、どこが違うだろうか。 今回は、そういう話である。
小学生から絵を習えば、当然絵に対する対応は早くなる。当然そうなる。小学校の図工の時間でも、絵の教室に通っている子は、他の子より作業が早いと思うし、臨機応変に対応出来るだろうと想像できる。 現に親御さん等から効果の程は、聞いている。
そのために習いに来ているのだから、当然であるが、それも小学6年生までである。 通常、6年生で絵画教室は、卒業していく。だから、その後どんな絵を描いているのかは、分からない。 中学生になって、大人びた絵を描いているのかもしれない。
1年生から6年生まで在籍する子は、少なくない。 だから、その成長の度合いは、見て取れるはずであるが、これが、私には意外と分からない。不思議である。驚くほどの変化は、ないような気がするのである。
それでは、絵を習いに来ている意味がないことになる。そんなわけはない。 これは、私の錯覚。長い間に目が馴らされてしまって、変化に気が付かない。 そういうことはある。
だから、6年生レベルや、5年生レベルとか、各レベルの判断基準は、新しく入って来た5年生・6年生で見分けることになる。新鮮な目で見れるので、分かりやすい。
この場合のレベルの判断基準とは、技術的なことが多い。 当然、学年が上がると、子供らしさが薄れ、大人らしい技術に近づく。大人らしい技術とは、リアリテイーの増加である。
ただ、以前中学校に入っても、教室に通う子がいたが、慣れ親しんだキッズコースにそのままというのに、問題があったようだ。 数が少ないのと、キッズコースの仲間に会いに来ているのが明白なので、そのままにしていたが、本来は中学生なので、午後6時以降の大人コースになる。
子供の絵は、いつか大人の絵に変身しないとならない。上手いと言っても、子供の絵として上手いのであって、中学校では、中学生としての絵になってないとならない。ものの順番である。
それが、中学校になっても、キッズコースに通うと変身が遅れるのである。 これは、意識の問題であろう。キッズコースに混ざると、小学生になってしまう。
わが教室でも、中学一年生になってから絵を習いに来る子は多い。皆、共通して中学生としての自覚で来ている。当然、大人コースの時間帯である。 だから、絵も中学生としての絵を描くし、描こうとする。
小学6年間で、絵の教室に通う意義は大きい。情操教育である。それが、人間としての膨らみを増す。それが次のステップの土台になるし、栄養にもなる。 しかし、次のステップも絵となると、話は別である。キッズコースが6年生で終了するように、中学生になっても絵を続けるのであれば、小学生の絵では不味かろう。それは、もう卒業したのであるから。
中学生の自覚を持って、中学生の絵を描いてもらう事になる。そのためには、キッズコースの時間帯では無理である。
小学生から絵を習い、6年生で絵を卒業しない子が、中学生の絵に変身するところを見てみたいが、今だ実現していない。
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