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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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ペインテイングナイフを使う <大人コース 中・上級レベル> ‘08/11/28(金) |
これも、油彩制作の話である。 前にどこかの教室で、習っていた生徒さんが、わが教室に来て言っていたことであるが、ペインテイングナイフを使うのは、まだ早いと言われたらしい。
どうしてかと、質問を受けた。 筆の塗り方に慣れるのが、先だと言う意味でしょう、と答えた。
確かにその通りで、筆の塗り方が馴染まないと絵にならない。不安げな筆使いは、見る人を不安にするものである。 筆もままならないうちに、他の描き方を覚える必要はないとする、考え方はある。
しかし、敢えて、ここでは使いましょうと言う話をする。なぜなら、何かに興味を持った時が、吉日という考え方も、またあるからである。したがって、ペインテイングナイフに興味のない人は、これからの話は無縁である。
「興味を持った時が、吉日」と、私は常々そういう考え方をしている。興味こそ行動の原動力になるものはない。 興味があったから、絵を始め、興味があったから続けている。興味があるのに、ペインテイングナイフを使ちゃいけないでは、話の筋道が通らない。
どこかの教室の先生の言うことも最もであるが、筋道は通ってないことになる。 この場合の筋とは、制作側の筋である。
指導する側にも、当然筋はある。早いと思うことが、指導する側の筋であろう。 両者ともそれぞれのの理屈によって、思うことであるが、少し置いて、制作側に立って考えた場合、やってみるのも、一つの理屈である。
一度使って面白ければ、続ければいい。ペインテイングナイフも筆も、そう簡単に使いこなせるものではない。そう分かるのも、経験であるし進歩でもあると私は考える。
さて、ペインテイングナイフの基本的な使い方は、見当つくであろう。
塗ることはともかく、削ると言う作業もある。ペインテイングナイフは、塗ると言う作業と削ると言う作業が、簡単に出来る。
そして、鋭利なものなので、シャープな感じも出やすい。シャープに盛り上げられるのも、特徴である。
ペインテイングナイフは盛り上げるのに適する。薄塗りには適さない。 使い方は、バターをバターナイフでパンに付けることをイメージすると、もっとも近いと思う。
ペインテイングナイフを使う前に、パンにバターを塗る練習をすると、良いかもしれない。要領は、ほとんど同じと言ってよい。
いずれにしろ、筆で出来ることは、ペインテイングナイフでは出来ない。その逆もそうである。
皆が皆、ペインテイングナイフを目指す必要はない。前述したように、やはり、そうする必要がある人に限られるが、そういう表現方法があると言うことを知っておくのも、勉強になると考える。
一つ使ってみて、実感されたし。
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