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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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細かいところに目を奪われるな <大人コース 中・上級レベル> ‘08/10/23(木)
   これについては、教室でも何度も注意していることであるが、中々直せないようである。
   中・上級レベルになっても、直らないのは、癖のようなものかもしれない。
皆、今描いているところに、なぜか力を入れてしまう。入れ過ぎである。

   細かいところに目を奪われてはいけない理由は、お分かりだろう。これが分からないと、先に進めないので、一応簡単に説明する。

   簡単に言うと、絵は全体が大事であるということである。理屈では、皆それは分かっていることだろう。
   絵はメッセージなので、部分に凝ってみても何の意味も持たない。全体から受けるイメージこそがメッセージとなり、鑑賞者に伝わる。

   この簡単な理屈を、制作中は忘れるのである。

なぜ、忘れてしまうかも、簡単な理由がある。

   絵を描いている本人は、画面の全ての所を描いている。すると、場所によっては、上手くいったり、また思い入れのある所などが発生して、そこに力が入ってしまう。
   ついついの連続で部分に執着してしまうということである。

説明すると簡単だが、これを直すのは大変である。なぜなら、絵は全体が大事であるということを十分理解してないと、中々直らない。

   絵は思い入れで描くものである。この思い入れの気持ちは、本来強いもので、その思い入れが、部分に向かった場合、全体の方が大事であるという理屈が、勝てるかどうかである。まあいいかと思ったら、全体は壊れるのである。

   だから、絵は全体が大事であるということを十分理解する必要がある。

とは言っても、言うは易し、理解は中々出来るものでもない。知ることは、今日から出来る。理解となると、いつかは分からない。
   十年以上描いているはずの中・上級レベルの者でも、絵に関することで、どのくらい理解しているかは、難しいところである。

   それでは、どうしたらよいだろうか?

そこで、一つの案を提案することにする。

   絵は全体が大事であるということを理解するまで、手立てがないのでは、困る。
それで、最初の下書き・初期段階の着色(水彩なら描き出しの薄塗り段階)から、いよいよ制作の中心に入る時に、絵を立てて離れたところから見てほしい。

   そして、その次の作業をイメージすること。どこをどうやって描くか、作戦を練るのである。同時に制作スケジュールを考える。
   つまり、離れた所から見ることによって、常に全体に目が行くように仕向けるのである。

   細かいところに目を奪われるということは、部分ばかり見ているからに他ならない。だから、これを直すには、離れた所から見るクセ、常に全体を考えるクセをつけるしかない。
   そして、制作の局面になったら、作業を止め、考え、そして全体を見る。
制作は、常に冷静でなければならない。絵に出る感情とは別に制作者としての冷静な感覚は、誰しもが持っているものである

   その冷静な感覚を磨くことは、絵が上手く描けることより大事である。
冷静な感覚、冷静な考え方、冷静な作業手順。このことを肝に銘じるべし。
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