|
|
プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
|
|
最近の記事 |
|
|
カテゴリー |
|
|
カレンダー |
11
| 2023/12 |
01
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
- |
- |
- |
- |
- |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
|
|
最近のコメント |
|
|
FC2カウンター |
|
|
FC2ブログランキング |
|
|
ブログ内検索 |
|
|
RSSフィード |
|
|
|
想像力と創造力 <キッズコース> ‘08/10/17(金) |
子供の想像力と創造力を考えてみよう。
まず、子供の想像力とは、いかなるものか?
想像は、子供によって得手不得手がある。スケッチブックに自由に描かせる、自由画が大好きな子もいるが、自由画にすると、アイデアが全く浮かばない子もいる。 そこで、テーマを出して、助けることになるが、このテーマを出すと描けないという子もいる。 つまり、想像が得意な子、苦手な子、テーマが描ける子、描けない子というわけである。
ややっこしい。
アイデアが、浮かぶ浮かばないもあるだろうが、子供の場合、普段自由画を描き慣れているかは、大いに影響する。
自由画が好きな子は、ラクガキが好きな子でもある。スケッチブックはラクガキだらけということが多い。 つまり、自分のパターンを持っているので、いくらでも描けるのである。
だから、こういう子に限ってテーマを与えると描けなくなる。パターン以外は苦手なのである。
逆に、自由画が苦手な子にテーマを与えると、描き始めることがある。得てしてこういう子はラクガキしない子である。 ラクガキしないためパターンがない。だから、自由画では範囲が広すぎて、考えがまとまらないのであろう。 テーマを与えて、範囲を限定してあげて、やっと何かが浮かぶ。 子供たちは、それぞれに適正がある。子供の想像力もマチマチである。
さて、では子供の創造力とはいかなるものか?
創造力とは、何かを生み出す力である。想像力との違いは、想像力は何かを想像する力なので、どれだけイメージできるかに掛かっている。 想像するのが苦手な子は、このイメージすることが苦手ということになる。現実的な思考を持つ子に多いのは、そのためであろう。
こういった子が、絵を描き始めたとする。とりあえず何かアイデアが浮かび描き始める。描きながらここはこうしようと、また細かいアイデアを盛り込み、描きながらまた継ぎ足し絵を完成したとする。
これが、創造力である。何かを生み出す時に発揮される力である
想像力だけでは、絵は完成しない。子供の最初のイメージは、単一アイデアのことが多いので、それをただ描いても、どこか物足りない。 単一アイデアに細かいアイデアをいくつも継ぎ足して、膨らませて初めて、立派な絵になる。
つまり、絵を描くためには、想像力と創造力の二つが必要になる。
子供たちを良く見ると、それぞれ得意分野があるようだ。苦手な所を指導する側がアドバイスしてあげればいい。全部をアドバイスする必要はないのである。
想像力と創造力の両方を持っている子もいるが、大抵はそうではない。子供の絵の教室は、得意な所を伸ばす必要はない。それは本人が勝手に学習する。 だから、苦手な所を補強してあげるのが、絵の教室の役割になる。
それでこそ、絵を習いに来ている価値がある。学校教育では決して得られない専門の教育である。
スポンサーサイト
|
|
|