|
|
プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
|
|
最近の記事 |
|
|
カテゴリー |
|
|
カレンダー |
08
| 2023/09 |
10
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
- |
- |
- |
- |
- |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
|
|
最近のコメント |
|
|
FC2カウンター |
|
|
FC2ブログランキング |
|
|
ブログ内検索 |
|
|
RSSフィード |
|
|
|
運動しながら描く絵 <キッズコース> ‘08/10/16(木) |
こういう子が実際にいる。落ち着きのないことおびただしい。
まず、男の子であるが、何度言ってもジっとしない。ブラブラして落ち着きがない。課題の絵を描きなさいと、何度も注意することになる。 それでも、10分と椅子に座ってない。ブラブラウロウロ、時には走り回る。
では、絵を描かないかといえば、絵は描く。ちゃんと時間には仕上げているのである。 簡単にいうと、落ち着きのない子であるが、複雑に言うと、挙動不安定制作スタイルと言うべきか。
ウロウロしながら考えをまとめるタイプと、ひとくくり出来そうだが、指導する側としては、はなはだ、この制作スタイルは迷惑である。
見た目には、絵を描きそうにないし、実際ウロウロしすぎて描かないこともある。相手をしているだけでくたびれる。困ったものである。
女の子にも、このタイプはいる。 そもそも、このタイプは少数である。全員がこのタイプでは、私もやってられない。他の子の倍は神経を遣う。
女の子の場合は、まず、お喋り。 お喋りは禁じてないが、それが高じてくると、騒ぎ出すことは、必至である。それからが運動。 追いかけっこが主であるが、席に座ってないことは、男の子同様である。
挙動不安定制作スタイルとは、一体どういうものなのか考えてみた。
私も制作する時に、ウロウロすることはある。しかし、それは気晴らしであり、根をつめた後にやってくるリラクゼーションである。 制作の初めから、気晴らしはしない。
だから、ウロウロする子が、初めから気晴らししているとは、考えづらい。 何かしなければならない時の癖なのであろうが、私が分からないのが、ウロウロしながら絵が描けるのだろうかと点である。
普通に考えると、ウロウロしながら描くほうが制作をより困難にしていると思う。キャキャ騒ぎながら絵を描けるものであろうか? 専門的な話になるが、絵の制作で考えながら描くのは、決して良いことではない。考えながら描くと感覚が出づらいのである。 絵は感覚的なものなので、より感覚が出やすくするため、何も考えずに頭に浮かんだイメージだけを追いかけるのがベストとの考え方がある。
しかし、実際は、制作中に頭の中を空にするのは、極めて難しい。 だから、他の何かに気を取られながらの制作なら、出来そうである。それなら絵のことは考える暇はないだろう。 こんな制作をやっている人間がいるかどうかは、分からないが理屈では可能である。
ここで話が戻るが、挙動不安定制作スタイルは、この理屈に合致する。方法論としてはそれも「あり」の制作スタイルと言えてしまう。
まあ、これ以上の詮索は止めることにしよう。 いずれにしろ、挙動不安定制作スタイルは、周りに迷惑なのに変わりはないのだから。
スポンサーサイト
|
|
|