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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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運動しながら描く絵 <キッズコース> ‘08/10/16(木)
   こういう子が実際にいる。落ち着きのないことおびただしい。

まず、男の子であるが、何度言ってもジっとしない。ブラブラして落ち着きがない。課題の絵を描きなさいと、何度も注意することになる。
   それでも、10分と椅子に座ってない。ブラブラウロウロ、時には走り回る。

では、絵を描かないかといえば、絵は描く。ちゃんと時間には仕上げているのである。
   簡単にいうと、落ち着きのない子であるが、複雑に言うと、挙動不安定制作スタイルと言うべきか。

   ウロウロしながら考えをまとめるタイプと、ひとくくり出来そうだが、指導する側としては、はなはだ、この制作スタイルは迷惑である。

   見た目には、絵を描きそうにないし、実際ウロウロしすぎて描かないこともある。相手をしているだけでくたびれる。困ったものである。

   女の子にも、このタイプはいる。
そもそも、このタイプは少数である。全員がこのタイプでは、私もやってられない。他の子の倍は神経を遣う。

   女の子の場合は、まず、お喋り。
お喋りは禁じてないが、それが高じてくると、騒ぎ出すことは、必至である。それからが運動。
   追いかけっこが主であるが、席に座ってないことは、男の子同様である。

挙動不安定制作スタイルとは、一体どういうものなのか考えてみた。

   私も制作する時に、ウロウロすることはある。しかし、それは気晴らしであり、根をつめた後にやってくるリラクゼーションである。
   制作の初めから、気晴らしはしない。

だから、ウロウロする子が、初めから気晴らししているとは、考えづらい。
   何かしなければならない時の癖なのであろうが、私が分からないのが、ウロウロしながら絵が描けるのだろうかと点である。

   普通に考えると、ウロウロしながら描くほうが制作をより困難にしていると思う。キャキャ騒ぎながら絵を描けるものであろうか?
   
   専門的な話になるが、絵の制作で考えながら描くのは、決して良いことではない。考えながら描くと感覚が出づらいのである。
   絵は感覚的なものなので、より感覚が出やすくするため、何も考えずに頭に浮かんだイメージだけを追いかけるのがベストとの考え方がある。

   しかし、実際は、制作中に頭の中を空にするのは、極めて難しい。
だから、他の何かに気を取られながらの制作なら、出来そうである。それなら絵のことは考える暇はないだろう。
   こんな制作をやっている人間がいるかどうかは、分からないが理屈では可能である。

   ここで話が戻るが、挙動不安定制作スタイルは、この理屈に合致する。方法論としてはそれも「あり」の制作スタイルと言えてしまう。

   まあ、これ以上の詮索は止めることにしよう。
いずれにしろ、挙動不安定制作スタイルは、周りに迷惑なのに変わりはないのだから。

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