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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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プロを目指す初心者 <エピソード> ‘08/10/11(土) |
わが研究所でも、プロ志望は経験を問わないと謳っている。
経験がなくとも、やる気があれば良しと言うことであるが、これを勘違いする者がいる。絵を習い始めた者が、自分もプロになれるかと、聞いてくることである。
教室の生徒さんであるなら、ムゲに言うのも、なんなので、もう少し勉強しましょうと言っている。経験のない者は経験を積ませるしかない。経験を積んで、自分の言ったことの愚かさを分かってもらうしかない。
実際、愚かとしか言いようがない。絵を習い始めた者が、プロになれる道理はない。 なぜなら、絵というものが良く分かってない者は、当然プロというものも分かってないからである。 よく分からないものを目指して、なれるかと聞かれても返事に困る。
何となく、プロになれたらいいな、ということだろうが、プロには何となくではなれない。 プロになるためには、1回や2回、制作上の地獄を見たぐらいでは、足りない。100回見ても、諦めない人間がなれる世界である。
プロになるための方法は、実際にはない。わが研究所でのプロ志望コースは、プロにするためのコースではない。プロとはどういうものかを教えるコースである。 プロとはどういうものかを教えれば、やる気のある者なら、いずれなれるのである。
ワザワザ手取り足取り教えるのは、セミプロ教育である。プロにはなれない。プロというものは自分ひとりの戦いの世界である。一国一城の主である。一国一城の主が、単なる教育で育たないのは、分かるであろう。
だから、プロにするための教育は、意味がない。プロというものを知らない者に、プロとはこういうものであると教えてこそ、意味がある。あとは放っておけば、本人が勝手に考える。
尻込みするもよし、辞めるもよし、研究所はそんなことは、感知しない。やる気のない者は、どうやっても何ともならない。
プロは、目指すものではない。「なる」ものである。絶対にプロになるという情熱を誰が止められようか。 私も若い時、十代・二十代・三十代と人に好き勝手に言われてきた。しかし、私は何を言われても、続けてきた。しまいには、人が私の考えに従った。 一般人とは、意思がハッキリしてない連中である。彼らに、意思のハッキリしたことを言うと、拒否反応からやたら、こちらの言うことを否定してくるものである。
そんなアヤフヤな種族に惑わされるようでは、何事も上手くいかない。自分の行動で彼らを説得すればいい。何十年も同じことを言い続ければ、人はその言葉を信用するものである。
何十年も自分一人で言い続けられるかが、プロになる資格のような者である。 そのぐらいの、厳しさはある。
そんなもの、一教育で教えられるわけがない。 プロになりたいと思うことは、それはそれでいい。しかし、私は、右から左に聞き流す。相手が怒ろうがどうしようが、そんなことは関係ない。 なる者はなる。なれない者はなれない。問題は、いたって単純なのである。
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