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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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デッサンは、最後まで仕上げる <大人コース(初級)レベル> ‘08/10/8(水) |
さて、デッサンを描き始めたら、最後まで仕上げよう。
当たり前のようだが、これも大事な事である。失敗したからと、描き直す人がいるが、それは、間違いだと言っておこう。
失敗して描き直しても、また、失敗するかも知れない。失敗するたびに描き直しても限度がある。同じところを二度も三度も学習するのは、時間の無駄である。
学習するところは、その先にいくらでもある。だから、失敗したら簡単に直して先に進むのが、勉強のやり方というものである。
デッサンは、何のためにするかといえば、目の前の実体と頭の中の認識との差を縮めるためにするのである。 目に見えたものが、そのまま頭の中で認識されるのであれば、デッサンは不要である。
つまり、実体の形や曲線などが、頭の中に情報としてないから、描けないのである。 このことは以前にも書いたことである。 実体の形などを目で見ると、その情報が頭の中の情報倉庫にある、一番近いものを引っ張り出して、手に、その引っ張り出された形などを描くように指令する。
手が描いた形などが、初心者だと、とんでもなく、ずれている事がある。そこで、「あれー」となるのである。これは、情報倉庫にある形などの情報が少なく、一番近いものですら実体からは、大分かけ離れているということである。
デッサンをしながら、訂正を繰り返すことによって、この頭の中の情報が更新され、より実体に近い形、曲線が情報として蓄積されるという仕組みである。
だから、描き直すことよりも、訂正をすることのほうが、大事なのである。
初心者は、綺麗に描こうとして、汚くなった画面を嫌うものであるが、情報量の少ない頭で、綺麗に描くのは、無理と言うものである。 この理屈はお分かりだろうか?
画面が訂正だらけで汚くなることこそ、勉強していると言うことである。そして、訂正を繰り返しながら、最後まで描き終えて、初めて一つのデッサンをしたことになる。
ここでのテーマである、「デッサンは、最後まで仕上げる」とは、訂正を最後までせよということである。 そういう考え方が出来れば、デッサンはすぐ上手くなる。
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