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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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途中の絵を飾る男 <エピソード> 08/10/4(土)
   昔、私の知り合いにそういう男がいた。途中の絵を飾る男である。
こういう人間は、世間には結構いる。

   途中を以って、絵を、人生を語る人間である。

私は、こういう人間が嫌いである。男としても、絵描きとしても中途半端である。
   こういった人間に何人か巡り会ったが、碌な者ではない。

途中の絵を飾るとはどういうことか、説明しよう。

   絵は、途中が一番美味しいのである。制作も途中まで行くと、申し分ない時が多々ある。思いどうりということである。だから、途中で止めると、そのまま上手くいった気分になる。
   これも、考えようによっては、絵のワナの一つかもしれない。

私の、知っている男は、ダリの模写を飾っていた。途中である。どうして仕上げないのか、聞いてみたけど、要領得ない。結局怖いんだなと、私は思った。

   これは、どういうことかというと、絵は、途中だと、二つか三つの要素で成り立つ。これぐらいだと、良く見える。なにしろ途中だし、本人も、第三者も、そのあとの仕上がりはイメージで補足できやすい。

   ここが、ワナなのである。

実際に制作で大変なのは、その後である。
   二つか三つの要素で成り立つのは、最初だけで、その後仕上げるのに、三つ目・四つ目・五つ目もしくは、それ以上の要素が必要である。
   それだけの要素をつぎ込まないと絵は完成しない。そういうものである。

最初の、二つか三つの要素では、描き出しただけで、何の意味も持たない。それ以上の前進をしないということは、臆病と言うしかない。

   もし、臆病なら、絵の世界に、臆病者がいる場所はない。

絵は、格闘技だと私は思っている。戦う姿勢は、絵も同じである。

   闘い抜くことが、大事である。
別に、根性物語の話をしているのではない。仕事の話である。アートを仕事として考える者は、当然そうなってしまう。
   アートは、霞の先の夢である。それを手に入れるのに遊び半分で出来ないことは、考えれば分かるだろう。

   我々は、アーテイストである。新しいものにチャレンジすることを、仕事としている人種である。
   
   世間を見渡してもらいたい。楽そうな仕事はあるか。

サラリーマンやっても大変である。職人の世界も同じ。自営業も、自由業も、楽な仕事はない。それが仕事というものである。
   自ら選んだ仕事を仕事する。それが仕事をする人間の人生であり、その中に、見栄も誇りもある。

   自由だと思うアートの世界でも当然同じである。
アートを仕事と考えたら、一生安楽な生活は、訪れない。それがアートの世界なのである。

   若者は、自由さからアートの世界に憧れるかもしれない。しかし、自由さは、決して臆病者を擁護するためのものではない。

   自分に言い訳する人間を受け入れてくれる世界はない。

いつの世も、どの世界でも、そういう人間の居場所は、ないのである。
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