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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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絵の深さを知ったら立派なもの <大人コース(初級)レベル> ‘08/8/8(金)
   絵を描き始めた者は、絵の世界の深度は、分からないだろう。
絵の深さのことである。

   かくいう私も深度は未だ、分からない。
ただ、深いということしか分からない。
   海の深さには、限りがある。物理的な問題なので、無限に深いことはない。

   絵の深さは、無限のような気がする。もちろん錯覚であるが、深度は感じる人により違うので、無限と言えば言えないこともない。つまり底なしということになる。
   
   底なしの世界とは、どういうものであろうか?

底なしとは、イメージの世界の話で、物理的に底なしは、あり得ない。
   しかし、それが、人の願望の話となると、底なしもありそうである。

絵は、人の願望により描かれる。だから、願望が底なしなら、絵も底なしと言うことになる。

   それでは、絵の底なしは、簡単に感じられるであろうか?

考えるまでもない。最初から分かるものではない。徐々に分かるのが物事の順序である。何年もやっていて、少しずつ分かるものである。
 
   だから、絵を描き始めた初心者が、分かる範囲のものではない。奥が深いのだろうなとイメージ出来ても実感は伴わないだろう。

   絵に限らず、物事は皆、奥が深くなっている。絵の奥が深いのではない。物事の奥が深いのでもない。
   人間の欲望が、深いのである。欲望すなわち願望である。

そして、深いから良いというものでもない。最深のところは、訳の分からない所かもしれない。それは、人間の奥底なので、魑魅魍魎の世界かもしれない。

   私もそんな所まで覗きたいとは、思わない。

当然、初心者には、縁のない話であるが、もし、仮に偶然覗いた深さにおののくことがあったとしたら、これは驚きである。
 
   それは、絵の奥深さを感じた瞬間ではなく、自分の中の願望を垣間見た瞬間であるので、立派なのである。
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