|
|
プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
|
|
最近の記事 |
|
|
カテゴリー |
|
|
カレンダー |
05
| 2023/06 |
07
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
- |
- |
- |
- |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
- |
|
|
最近のコメント |
|
|
FC2カウンター |
|
|
FC2ブログランキング |
|
|
ブログ内検索 |
|
|
RSSフィード |
|
|
|
他人像、自画像 <キッズコース> ‘08/7/9(水) |
二人一組でお互いの顔を描くのが、他人像である。鏡で自分の顔を描くのが、自画像。 他人像は、教室に入りたてで、まだ友達ができていない同士を組み合わせることがある。すると、あっという間に仲良くなる。
他人像は、お互いの顔を描くので、お互いが自分の顔をOKしないと終わらないとする。子供だから上手く描けない。 「変な顔」と言って、お互いにOKしない。笑いながらいつまでも描いている。こうして、仲良くなっていく。
やはり、絵を習いに来ているといっても、友達はほしい。お喋りをしながら、男の子も、女の子も仲良くなっていく。そういう空気は必要である。
そんな描き方を子供たちはしているが、効果はと言うと、顔を観察すること、これに尽きる。自画像とセットになっているのはそのためである。 大人の世界でも、顔は難しい。人間には表情というものがある。動物の中でも特に表情を持った生き物であるので、そのニュアンスは難しい。 表情には、笑った顔、怒った顔、悲しんだ顔、普通の顔と、今や携帯にも色々な顔のパターンが内蔵されているが、実際の顔は、そんな単純なものではない。 そのちょっとした顔の表情から、本人の気持ちを読み取ることは、人間社会では日常のことである。
顔の表情については、いまさら語ることではない。 その難しい顔の表情を、練習しようというのが、他人像であり自画像である。 これは、絵画教室ならはでのことで、この練習は、大人コースでもやりたいぐらいのハイレベルなことであるので、それを子供教室に何気なく取り込むのは、教室の作戦である。 何気なく、難しいことを混ぜている。 子供たちは、この難しいことを難なく描いてしまう。子供なりの適当である。しかし、それを繰り返すことで、人間の顔、表情と言うものを覚えていく。 それが、大事なのである。
絵の世界で一番難しいのが、人体である。つまり人間。それを子供が練習する機会は少ない。絵画教室に来ていなければ、まず、描くことはないであろう。 子供は、ただ単に教室のメニューだと思っていることだろうが、絵画教室が、栄養配分としてやっていることは、知る由もないだろう。
スポンサーサイト
|
|
|