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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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色見本を知る <大人コース(中・上級)レベル> ‘08/6/13(金) |
印刷用に色見本というのがある。グラフィックデザイナーが主に使ったり、印刷の現場で使うことが多いと思うが、これが、結構役に立つ。
わが、教室にもオフセットカラー印刷用の4700色余りを刷り込んだ色見本があり、これを利用することは、しばしばである。
この色見本には、理屈があり、まず、それを覚えないとならない。 一般で言う4色刷りの理屈である。最近では、パソコンのプリンターの印刷用インクを見たことが、ある人も多いと思うが、あれも、インクは4色しか入ってない。4色で、可能な限りの色を出そうということである。
さて、この理屈から始めよう。
まず、C(藍色)・M(紅色)・Y(黄色)・K(墨)の4色で構成されている。C=シアン、M=マゼンタ、Y=イエロー、K=ブラックである。
タテ・ヨコ、各12の升目から一つの表が成り立っている。1ページに144色ある。それが、全部で33ページあって、4752色になる。
その中の1ページを例に出そう。 まず、C(藍色)のヨコ升が最上列に、12ケ並んでいて、一番左の100%を筆頭に、90、80、と右にいくにつれてパーセントが減っていき、10、5、0まであって、全部で12ある。
タテ升最右列は、M(紅色)が同じく12ケ並んでいて、一番下の100%を筆頭に、同じく上にいくにつれ90、80、とパーセントが減っていき、全部で12である。
つまり、144色の四角い表は、上の一番左に100%のCがあり、右の一番下に100%のMがある。
これを、まずイメージしてもらいたい。これが、分からないと以下の説明が分からなくなる。
さて、色見本なのでズラリと、C(藍色)とM(紅色)の混色表が144あることになる。 この表の上最右角は、イメージできるであろうか。ヨコのC列の最右は、0である。タテのM列の一番上は、やはり0である。つまり、この表の上最右角はCもMも共に0なので、白。 ということは、上最左角は、Cの100%があるが、M列でいうとMは0なので、Cの100%は、元色である。
同じことが、下最右角にも言える。Mの100%の元色である。では、下最左角はどうかといえば、C100%とM100%同士の混色であり、紫(正確には、青紫かウルトラマリン)になる。この紫を<C100%+M100%>と、言い表す。
整理すると、上最左はC100%、上最右は0%、下最左はC100%+M100%、下最右M100%になる。これが、四隅なので、中は、それぞれのパーセントの混色となる。
ここまでは、いいかな。
これが、基本と覚えてほしい。 続いて、一番上の左から右に向かって、指でなぞっていくとしよう。真ん中あたりに50%がある。C50%である。そこから下に降りる。やはり中ほどにある色を選択したとする。その色は、C列では50%であるが、M列では何%か。 その位置から右に指を移動させたら、M40%とあった。ということは、そこの色は、<C50%+M40%>となる。
さて、これだけではない、Y(イエロー)とK(ブラック)がある。 主に下地の色として、扱われるので、下地にY(イエロー)10%、K(ブラック)10%があったら、<C50%+M40%>は、<C50%+M40%+Y10%+K10%>となる。 <C50%+M40%+Y10%+K10%>が、自分の求めた色ならば、そのように指定すると、その色が印刷されてくるという仕組みである。
理解して、頂けただろうか。これが、色見本の理屈である。
このように、33ページにも及ぶ色の組み合わせ表がある。理屈は全て一緒。 まず、理屈を覚えてしまえば、4752色の色の理屈が分かることになる。
色の種類は、理詰めである。分かりやすい。だから、色を迷った時に、色の理屈に戻ることは、お勧めと考える。
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