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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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勘で描く、理屈で描く <大人コース(中・上級)レベル> ‘08/6/12(木)
   この題を、感覚で描く、理屈で描くと読んではいけない。

感覚ではなく、勘である。勘というものは、経験から来るもので、不確定要素の強いものである。
   感覚は、感じたもの若しくは、感じるものなので、紛れもなく確定要素である。勘のような、不確かなものではない。

   では、この不確かな勘で描くとはどういうことか?

様々な制作は、様々な経験を生む。特に失敗の経験は、脳裏に焼きつく。脳裏にはこの焼きつきが何十何百とある。それが、制作のある状況下で、危険信号を発する。

   また、失敗するぞという危険信号である。この危険信号は、同時に失敗しないための、信号にもなる。これが、勘である。

   勘で絵を描くとは、失敗しないための描き方である。確実性がないため、また失敗してしまうこともあるが、より多くの失敗は、確実性を高めるのに役に立つ。

   油絵などのタフな描き方はいいが、水彩のような崖っぷちを歩くような作業の時は、勘が働くと、描きやすい。

   つまり、絵の制作は、ワナだらけの所を歩くようなことが、しばしばある。崖っぷちとは、このワナのそばを通るときの話である。一つ間違えると、ストンと落ちる。

   ワナについては、以前も離したことがあったが、絵全体の明度が、一辺に下がるとか、くどくなるとか、似たような色の配色にいきなりなるとか、予想外の画面にいきなりなることを、ワナにはまるという。

   直せる場合もあるが、大抵の場合は、かなり厄介である。

こういう状況を避けるのは、感覚ではどうにもならない。勘である。勘は、ワナ発見器の役割をする。

   さて、ワナを見つけただけでは、制作は先に進まない。勘でワナを発見したら、その先は、理屈が登場する。じっくりと考えるところである。

   ちなみに、絵に理屈は、いらないと馬鹿なことをいう人がいるが、これは、極論で、そう言っているだけで、実際的ではない。
   そういう理想を言いたいのであろうが、99.9999%の人間には縁のない話である。理屈を省いたら、絵にはならない。少なくとも、私の知る巨匠たちは、理詰めである。  
   ピカソですら、理屈を抜いたら絵は描けないであろう。

   したがって、考える時には、心置きなく考えよう。どうしたらワナを避けながら、絵を仕上げられるか。これも経験で、結論が間違っていたら脳裏の焼きつきが、また一つ増えるだけである。肝を据えれば、どおってことはない。
   まあ、制作で、一番大事なことは、失敗を恐れないことになるでしょう。失敗を恐れなければ、いずれなんとかなる。
   
   さて、ここで、まとめておこう。

制作は、感覚で描き、勘で描き、理屈で描く。

   失敗してパニックになる前に、頭を整理して、自分がどの過程で間違ったかを知ることは、大事なことである。
   そして、間違いを見つけたら、悔しい思いに耐えないとならない。制作は、この繰り返しである。次の制作のために耐えること、それが、正しい態度というものである。
   
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