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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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一気に描く <大人コース(中・上級)レベル> ‘08/6/11(水) |
これは、筆の話ではない。描き方の話である。
つまり、道具の話ではないので、筆でも、鉛筆でも、ペンでも、素手でもいい。この描き方の目的は、感情である。感情表現を主体とする描き方の話ということになる。 主に、ドローイング描写の基本的な描き方といえる。
描き方にも、色々ある。ゆっくり描いても感情は出る。
ただ、ゆっくり描くと、頭の回転の方が、速いので、描きながら考えがちである。考えながら描くのは、お勧めでないことは、何回も言ってきた。ゆっくり描く時は、描いているそのものに心を奪われている必要がある。
何回も言ってきたことを、ここで又繰り返すが、制作は、考えなければならない時がある。この時は、考え抜く時なので、中途半端に描き始めない。
考えて、頭の中を整理してから、描き始める。そして、描き始めたら、考える時ではないので、考えない。感じながら描く。
これが、絵を良くするコツである。
もし、何処かの教室で、そうとは言われなかったとしたら、その教えている先生の制作態度に問題がある。 簡単な話、良い絵は、必ず感覚的であり、考え抜かれている。これは、絵は感覚的であり、また、同時に作るものであるから。これを、ごちゃ混ぜにすると、描きながら考えるとなる。
考えることは、感覚を押しのけるので、描きながら考えると感覚の出番は回ってこないことになる。
これは、あくまで理屈であるが、実際的である。
考えながら描くことも確かにあるにはある。しかし、とても危険で観念的になりやすく、相当慣れていても、描き終えた後の代償は大きい。 つまり、理屈で描いているので、描き終えたすぐ後は、理屈が合っているので良く見えるが、時間が経つとがっかりするのは、こういう描き方をしたときである。
さて、スピードの話に戻そう。ゆっくり描くとどうなるかは、分かったと思う。 では、速く描くとどうなるか?
文頭に、ドローイング描写の話をしたが、ドローイングは、非常に感覚的な描き方である。感覚的な要素を多く求めるので、描き方の基本は、考えるより速くである。
つまり、頭の回転より速く描くことが、理想である。、ドローイング描写については、後日、研究所レベルで具体的な描き方を、講釈するつもりなので、ここでは、サワリだけにする。
それで、サワリだけでいうと、感情表現を主体とする描き方は、一気に描くとなる。一気に考えずに、手の赴くままに描くということである。こうすると、感情が出やすい。
一気に描く描き方があることを、ここで覚えてもらいたい。 絵が思うように描けないのには、理由がある。中・上級レベルの者は、そんな不満を抱いていることだろう。描き方一つで結果が違うことを、これを、読んで考え直してもらいたい。
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