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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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アクリルは乾燥した部屋で描くな?  アートQ&A<大人コース(初級)レベル> ‘08/5/28(水)
   今回の、題は分かりやすいだろう。

アクリル絵具は、渇きが早い。それで、空気が乾燥している冬に、さらに部屋を暖房していると、乾燥機の中での作業のようになる。

   この状態を注意したのが、今回の話である。

しかし、それでは冬の間、アクリル絵具は使えないことになるので、引き続き、「アクリル絵具はこうして描け」という題にして、以下を書くことにしよう。

   さて、アクリル絵具は、渇きが早い。乾きが早くて一番困るのは、絵具をパレットなどに出した時である。
   ここで、ちょっと余談だが、パレットなどと述べたが、アクリル絵具を、パレット、特にプラスチックのパレットに出したら最悪である。一旦乾燥したら、パレットを綺麗にする方法はない。

   だから、ペーパーパレットとか、生鮮品の器代わりの発泡スチロールの皿とかを使う人が多い。ガラスの板でも良いが、割れやすいので、使い捨てできるものが、お勧めである。

   話を戻すが、絵具を出した時は、まず、霧吹きで一吹き掛けておくと便利である。水彩のように、使うときは、水で溶くので問題ないが、水分をあまり使わない描き方のとき、例えば、油絵具のような使い方をするときは、要注意である。

   混色したものを使うときは、多めにといて、蓋のできるガラス瓶に入れ、ラップを掛けておくと長持ちする。何日か置くときは、ラップをする前に、霧吹きで一吹き掛けておくと良い。

   画面も当然乾く。この場合も霧吹きが役に立つ。ただ、繊細な作業のときは、霧を吹く画面との間隔が要注意である。近くで吹くと、大きな水滴が飛び、画面をダメにしてしまう恐れがある。また、使用前に一回空吹きする癖を付けておくといい。

   やはり、これも、霧吹きの吐き出し口に水滴が溜まりやすいので、大きな水滴が飛び出す原因になる。

   さて、もう一つ言って置かなければならないのは、アクリル絵具には、色々なメデユムがあるが、その中に、リターダという乾燥を遅らせるものがある。

   この、リターダは使い方しだいであり、個人の判断に任せるしかないが、参考までに言っておくと、便利であり、不便でもある。

   例えば、広い画面を塗るときに、全体を乾かない状態に保ちたいときなどは、助け舟になるかもしれない。問題は、リターダの量である。適量を選び出すのに、何回か試しをする必要がある。

   リターダは湿気を呼び込む働きをする。だから、乾燥を遅らせることになるのだが、量を間違えると、大袈裟に言うと、永久に乾燥しないことになる。

   なんでも、そうであるが、道具は正しい使い方をしてこそ、生きる。便利なものと、不便なものとは、表裏一体で、どっちに転ぶかは、使う相手次第である。
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