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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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火のない所に煙が立つ <研究所レベル> ‘08/5/23(金)
   またも怪しげな、お題である。

「火のない所に煙は立たない」が正確な言い方であるが、何もない、火の気の無い所に、煙は立たない、火があるから、煙が立つを逆に表現した分かりやすい格言である。
   物事には必ず原因若しくは、根拠があることの例えである。

これを、また絵の世界に置き換えると、「火のない所に煙が立つ」になってしまう。
   常識破りは考え方の問題で、考え方をちょっと変えるだけで、逆の意味にもなってしまうのが、絵の世界である。

   さて、どう変わるかである。

「火のない所に煙は立たない」なら、立つための根拠を作ってしまおうというのが、大筋である。
   すると、「火があるから、煙が立つ」となってしまうが、そういう話ではない。本来火の気の無い所、つまり「無」から煙、「有」を生み出すという話である。

   研究所レベルなので、心置きなく訳の分からない話をするが、誰でも、制作の第一歩を踏み出す前は、何もない。「無」の状態である。
   
   制作とは、無から有を生み出す作業である。原野を開拓し、開墾し、そこで生活するのが、一番近いイメージであろう。
   だから、煙が立つ条件を作り出そうとする、いわば、フロンテイア・スピリッツが、そのまま、制作者のスピリッツと言える。

   私は、30代の頃、ある大学の教授が退官することになった。その学部では、退官する教授は、在職中の研究成果を発表するのが習わしで、たまたま、私は、その発表会に立ち会った。
   研究成果は、専門的で私にはチンプンカンプンであったが、一つ分かったのは、一つの研究は、他の研究に波及していくということである。
   一つの研究は、予定外の発見を産み落とし、研究が広がっていくのである。

つまり、始めは「無」だったはずである。その「無」に理屈を突っ込み、検証する。それを繰り返していくうちに、小さなタネが芽生える。「有」の出現である。おそらく、そういうことではないか。

   学者の研究テーマは、黙って聞いていると笑っちゃうほど、荒唐無稽のテーマがある。
   しかし、それこそ、「無」から「有」を生み出す決意宣言でもある。
現にあるものを研究しても意味はない。無いものを研究してこそ価値がある。だから、荒唐無稽なテーマに真剣に取り組むのである。

   絵に生きるものも、考え方は同じである。「無」から「有」を生み出すのに、人が分け入った所では、意味をなさない。人手が付いた所の方が、楽であろうが、それでは、面白くないぐらいのプライドは必要である。

   人まねが横行している美術界で、オリジナリテイーをもっと考え直そう。自分だけのイメージ、自分だけの世界を見つけた者勝ちである。そのためなら、自信を持って、絵のマニュアルを無視しよう。

   自分が自信を持って歩く所こそ、絵の王道である。そうしていれば、いずれ、

火のない所に煙が立つ
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