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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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具体的なスケッチ <高齢者のための絵画指導(入門編)> ‘08/5/16(金)
   スケッチにも、色々あります。
身の回りのものから、テレビをスケッチすることまで、紹介してきましたが、今回のスケッチの話は、それをちょっと進めると、こんなスケッチがありますよという話です。

   今回の話は、「具体的なスケッチ」です。

その前に、スケッチと作品について、考えて見ましょう。

   スケッチは、気楽に描きましょうと何度も言ってきました。実際、気軽なのがスケッチのいいところでもあります。
   それとは、逆に、作品を描くとなると、姿勢を正すような気持ちになりませんか。
確かに、そこがスケッチと作品の違いと言えましょう。

   スケッチと作品の違いは、その構え方にあるからです。
作品を描くとなると、キチッと描こうとする意識が働きますよね。
   やはり、神経の使い方も違いますし、失敗・成功という結果を考えてしまうものです。

   では、スケッチはどうかというと、構えてしまう人は、いないでしょう。構える理由がありません。メモみたいなものです。

   メモを書くのに、緊張する人はいないでしょう。

スケッチと作品の関係は、全く正反対な関係にもあります。

   スケッチは、作品制作のための、様々な要素の入力(インプット)のためにします。逆に、吸収された要素を出力(アウトプット)するのが、作品です。
   入力し、出力する。このことが、円滑に行われる状態を、制作といいます。

それでは、作品制作のためのスケッチとは、いかなるものかというのが、今回の話です。

   作品を制作する上で、事前にスケッチをするのは、良くあることなんです。
昔の話になりますが、私の叔母(画家)が、フラミンゴの大量のスケッチをしていました。

   そのあと、そのスケッチを元に、フラミンゴを作品化してました。フラミンゴのスケッチは、作品化するための資料になっていたのです。

   この場合の、スケッチは、作品化するという具体性があります。フラミンゴをスケッチすることによって、入力(インプット)し、作品化することによって、出力(アウトプット)したわけです。

   このように、作品化するためのスケッチが、具体的なスケッチということになります。
   具体的なスケッチは、作品化が前提になっていますので、描く時の視点が違いますし、こういうスケッチは、作品化する時のイメージ固めをすることもあり、通常の気楽なスケッチとは、趣も大分違っています。

   皆さんが、そうする方が良いというのでは、ありません。そういうスケッチもあるということで、良いと思います。
   
   こんなスケッチもあるということを、覚えておきましょう。
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