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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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日記 <エピソード> ‘08/5/10(土)
  私には、思いついた時に書く日記がある。

思いついた時なので、日記とは言いがたいが、絵だけに限定しており、始まりは、18才からである。本格的に絵を意識したのが、この時なので、かれこれ、ん十年なる。

   創作日記とでも言おうか、18才からの手帳が自宅の私の部屋に埋まっている。時々それを引っ張り出してみることがある。一番見るのが、18才の時のである。
   いままで、20才代・30才代・40才代・50才代と繰り返し見てきた。初心に帰る思いだと思う。

   18才の時は、確かに日記であった。
当時スケッチすることが、私の仕事であった。その頃は、わが師匠に絵を描くことを禁じられていたので、スケッチしか出来なかった。
   一日10枚が私のノルマであった。自分で決めたものであるが、サボりもする。それで、成果を記録するために日記を付け出した。

   スケッチはサボったが、日記は付けた。何もしない日が続くと、「収穫なし」と書いた。「収穫なし」が一週間も続くと、さすがに自己嫌悪に陥る。夜、寝ていてもイライラしだす。

   堪らなくなって、夜中に外へ飛び出し、夜景を一、二枚描いて寝床に着くことがよくあった。それなら、普段描けばと思うのだが、毎日十枚のノルマを課すと、嫌になることもある。

   それが、3年続いた。その間に描いたスケッチは何千枚になったのであろうか。
私には、友達もいたし楽しく十代を過ごしたが、行動の半分は、単独行動であった。一人で考え、一人で実行した。
   師匠はいつも謎々のようなことばかり言うし、そのほとんどは、意味が分からなかったので、自分で勝手に考えて、師匠にぶつけると、また謎々が帰ってくる。そんな繰り返しを、続けていた。

   今、思うと私が一番苦しんだ時代のような気がする。青春の真っ只中にいて、いつも、呪いのように、絵の謎々に追いまくられた。

   その思いを綴ったのが、日記である。それが、私の初心であった。
二度と戻りたくはないが、懐かしむ余裕がそのうちできて、よく見返すというわけである。

   ものごとには、必ず始まりというものがある。始まりは、いつもハッキリとしている。絵が好きだから。
   なぜか、それが途中から分からなくなってしまう。私も今、なぜ絵を描いているのか、よーく考えると良く分からない。

   今現在、ハッキリとした目標があり、考えがあって絵を描き続けているが、どうしてそうなったかは、よく分からない。いまさら、絵が好きだからとハッキリ言えない。今言えるのは、それが仕事だから、ということである。
   18才から目の前にぶら下がった人参を追いかける馬のように、走り続けてきたが、どうして走るのかは、よく分からない。

   これからも、人参を追いかけるのだろうが、なぜ走るのだろうか?

よーく、考えるとそれが私の行動の一番不思議なことかもしれない。
物事には理由がないことがある。何かをする時、なぜするのかは、本人にも分からないことがある。したいからする。そう言うしかない。

   したいからする。そのことが日記の文面に裏打ちされている。そんなに苦しんで何になるか。普通に考えれば不思議だ。なぜしたいのかは、一切説明がない。

今、考えると、私は18才の頃は、未熟とばかり思っていたが、その暗黙の了解こそが、すでに、絵の世界の住人であったことの証であったのかもしれない。

   未熟でもアーテイスト。だったかも。
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