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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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ほめる効果 <キッズコース> ‘08/4/25(金)
   ある時、6年生の男の子に言われた。「先生は、いつも絵を見て、面白いと言うだけじゃない」
   「それって、ほめてんの?」

   この6年生は、「上手い」と私が言わないので、不満を言っているのである。
小学生は、特に絵画教室に来るような小学生は、技術的な上手さを、ほめてもらいたい気持ちを持っている子が多い。

   私も、小学生未満の子には、「上手だねエー」と言うことがある。でも、小学生には、面白い絵だとか、面白いこと考えたね、とかの表現を使う。

   別に使い分けているわけではないが、自然そうなる。
小学生未満の子は、本来絵はおぼつかない。だから描けること自体をほめて、「上手だねエー」と表現する。

   小学生は絵は描ける。だから、「上手だねエー」という言い方より、描いたものそれ自体の評価として「面白い絵だね」ということになる。大人には、こういう言い方をするし、絵の世界では、「上手ですね」と言ったら相手は怒る。それは、技術面だけを褒めたということで、相手を馬鹿にしていることになる。

   だから、「面白い絵」という言い方が、相手を評価する時の一般的な言い方になる。
   小学生に、そういう言い方をするのは、いわば大人扱いしていることになるが、小学6年生には、この理屈は分からない。

   キッズの教室にも競争意識を持っている子はいる。持ってない子のほうが多いが、その子達は、「面白い絵だね」で満足する。持っている子は、「上手だねエー」と、私が言うのを待っている。ややこしい。

   小学生でも見栄はある。あいつより上手い、この曜日では一番上手い、この教室では一番上手いと思いたいのである。だから、私のお墨付きがほしい。
   私もかって小学生の時は、そんな風に考えていた。自分より絵が上手いのは面白くなかった。

   気持ちは分かる。

しかし、小学生の幼稚な技術志向に付き合う気はない。それで、こういう子には、違う言い方をする。
   この6年生の男の子に、私の描いた鉛筆デッサン見本を描かせた。難しいというので、こう言った。
「いいか、他の子には、これは描けない。でも君なら描ける。君が描いたものを他の子の手本にするから、頑張りなさい」

   ブタ(失礼)が、木に登った。

小学生にとって、大人用の見本はどれも難しい。難しいと思ったら描けない。手が動かない。だから、描けると暗示に掛ける。すると、手が動く。そっくりに描けるわけではないが、それなりに難しい絵を小学生レベルに引っ張りこんでいる。

   ほめる効果は、えてしてこんな単純な効果が多い。描けないと思ってしまう子の肩をほぐし、緊張を取り去り、手が動くようにする。
   意欲を増幅させることもある。

これも、子供の性格にもよるので、言い方はその都度考えないとならない。小学生でも、暗示に掛からない、えらくクールな子もいる。「笛吹けど踊らず」タイプである。

   こんな子に、「いいか、君しか描けないよ。頑張りなさい」と言えば、「先生はそう言うけど、私のことは分かってないんじゃないの」「描けないって言ったら、描けないの!」

   こう言われてしまう。いや、以前言われてしまった。
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