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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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子供の絵のリアリテイ<キッズコース> ‘08/4/22(火)
   皆さん、子供の絵のリアリテイってなんだと思いますか?

はたして、子供の絵にリアリテイがあるのか、疑問に思う人がいると思う。
   確かに、子供の絵は絵空事であるし、未熟な絵である。特に、小学低学年以下は、リアリテイとは、無縁であるとほとんどの人が、考えていることだろう。

   それでは、子供の絵のリアリテイの前に、リアリテイの説明から始めなければならない。

   絵にリアリテイがあるとか、文章にリアリテイがあるとか、映画の役者の演技にリアリテイがあるとかの、言い方がある。おそらく、皆さんが、リアリテイを使う時は、こんな時ではないか。言い換えれば、真実味であろう。

   リアリテイとか真実味とかは、皆に共通する感覚である。人と人との心の中を自由に行き来できる共通パスのようなもので、芸術関係全般に必要な第一要素である。

   いままで、何度も述べてきたが、創作は、創作者以外の第三者がいて成り立っている。つまり、メッセージの受け手である。この受け手は、不特定多数なので、共通項が限られる。最も効率よく伝達するには、人間であるという共通項に立ち戻るのが、一番手っ取り早い。その共通項が、リアリテイであり、真実味である。

   それでは、子供の絵の中に、この共通項が存在するかという話である。

結論を言えばあるとなるが、はたしてどこにあるか?
   意外にも、至る所にある。例えば、子供の絵は、元気が良いと大人達が言う。この、元気は、実はリアリテイである。私は、子供の絵に思いっきりの良さを感じる。これも、リアリテイである。
   また、幼児の絵には、不思議な形、色使い、発想がある。これも実はリアリテイである。

   これは、どういうことかと言えば、小学低学年ほど、心の中と外部との間にあるフイルターが薄い。外部とは絵も入る。だから、考えたこと、思ったことがそのまま出やすい。思ったことが、そのまま絵になるといえば、分かりやすいだろう。
   これが、リアリテイが多く含まれる要因である。

ところが、小学高学年になると、自分をさらけ出すことをしなくなる。そのため、心の中と外部との間にあるフイルターが厚くなる。
   当然、絵を描く場合、他の事で補うことになる。それが、技術だったりすることが多い。それで、リアリテイが欠如する。
   リアリテイとは、そういうものなのである。

もう一度、リアリテイを取り戻すためには、勉強のし直しになるが、普通の子はそんな暇がないので、そのままとなる。

   子供のリアリテイは、一番単純な形で出てくる。そこが、どの人も共通して出る子供時代の芸術的ピークである。
  
   さて、 私が、是非親御さんにお願いするのは、そのピーク時の絵を取っておいてほしいのである。小学二年以下の絵がもっとも良いが、これが、結構難しい話でもある。
なぜなら、「なんて!うちの子は絵が下手なんだろう!」と、おそらく世の親御さんたちが、思ってしまうからである。
  
   皆さん!子供時代の芸術的ピーク時の絵は、上手さ下手さではありません。
リアリテイの問題です。リアリテイが一杯含まれた宝のような絵を、どうか捨てないで!一生そんな絵は描けないのですから。
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